Post on 19-Jan-2021
製品説明RDE(Real Driving Emissions)規制の導入、開発車種の増加、開発期間の短縮といった課題により、パワートレインのキャリブレーションはかつてないほどに複雑さを増しています。複雑さを増すパワートレインのキャリブレーションを効率的に進めるには、革新的な手法の確立が極めて重要となります。
DoE(実験計画法)は、イノベーションの加速、測定点数の削減、終夜連続運転により試験効率向上を可能にする手法の一つです。
しかしながら、試験前に用意したDoEデザインをもとに試験を進める従来のDoE手法では、急激な特性変化を持つパラメーターの理想的な測定点の配置には限界があり、結果、高いモデル精度を確保することが困難になります。
AVLソリューションAVL CAMEO 4™ Active DoEは、急激な特性変化を持つパラメーターに対しても高いモデル精度を可能にする革新的なソリューションです。これまでにない高いモデル精度により最高品質のキャリブレーションを実現することができます。
AVL CAMEO 4™がもたらす変化AVL CAMEO 4™ Active DoEは、試験中にモデリングを行いながら統計評価を実施し、その結果をもとに必要に応じて測定点を追加していきます。それによりパラメーターの特性が大きく変化する変曲点付近に測定点を集中させることができ、最小限の測定点数で必要な精度のモデルを作成することが可能となります。
The next generation of Design of Experiments (DoE)
AVL CAMEO 4™ – Active DoE
THE PAST THE FUTURE
製品に対するお問い合わせ:
エイヴィエルジャパン株式会社〒211-0004 神奈川県川崎市中原区新丸子東3-1200 KDX武蔵小杉ビル2階
TEL: 044-455-9216 FAX: 044-455-9206
November 2017, Classification Public, J1160000700
CONVENTIONAL DoE Active DoE
AVL CAMEO 4™ Active DoE – THE NEXT GENERATION OF DoEAVL CAMEO 4™ Active DoEは、試験中に測定点を自動的に追加することで、目標レスポンス範囲のモデル精度を向上します。 AVL CAMEO 4™ Active DoEにより、高品質なモデルを容易に生成することができ、高効率なキャリブレーションを実現します
お客様のメリット• モデル精度向上によるキャリブレーション品
質の向上• 特性把握に重要な領域に測定点を集中するこ
とによるモデル品質の向上• 測定点数を削減しながらもモデル品質を向上• 高負荷領域の測定点数最適化によるエンジン
と計測機器の消耗、測定値ドリフトから保護
Smok
e
NOx
Smok
e
NOx
潜在的なリスク• モデル精度低下によるキャリブレーション品
質の低下• 特性把握に重要な領域に測定点を集中でき
ないことによるモデル品質の低下• 不要な領域での測定による試験時間、コスト
の増加• 不要な高負荷領域の測定によるエンジンと計
測機器の消耗、測定値ドリフトの増加
測定点
パレートフロント
ランダムポイント
トレードオフ領域において測定点が不足している 特性把握に
重要な領域
トレードオフ領域
従来のDoE手法では、多くの時間と工数を特性把握に不要な領域の測定に費やされ、結果、キャリブレーションにとって重要となるパレートフロント付近の領域の測定点が不足してしまうことがあります。
AVL CAMEO 4™ Active DoEは、試験中にモデリングを行うことで、特性把握に重要な領域を集中して測定していきます。これにより、ユーザーがあらかじめ設定した目標レスポンス範囲において、パレートフロント付近を含め測定点が最適に配置されます。