12017年12⽉1⽇

フマキラー株式会社フマキラー株式会社

2018年3⽉期 第2四半期決算説明会

2018年3⽉期 第2四半期決算説明会

2

⽬次⽬次

222

Ⅰ．決算概要

Ⅱ．通期予想

Ⅲ．今後の展開

Ⅳ．補⾜資料

Ⅰ．決算概要（2018年3⽉期第2四半期）

3

決算概要－連結売上・利益決算概要－連結売上・利益

4

17.3期2Q実績

18.3⽉期2Q期初計画

18.3期2Q実績

⾦額(百万円)

構成⽐(％)

⾦額(百万円)

構成⽐(％)

⾦額(百万円)

構成⽐(％)

前年同期⽐(%)

計画⽐(％)

売上⾼ 22,228 100.0 25,200 100.0 24,809 100.0 111.6 98.4

売上総利益 7,582 34.1 8,540 33.9 8,248 33.2 108.8 96.6

営業利益 2,074 9.3 1,810 7.2 1,678 6.8 80.9 92.7

経常利益 2,094 9.4 1,800 7.1 1,704 6.9 81.4 94.7

親会社株主に帰属する当期純利益 1,302 5.9 1,090 4.3 1,040 4.2 79.9 95.4

1株当り利益 93.70円 78.40円 74.86円

※売上総利益：返品調整引当⾦繰⼊前17.3期2Qの1株当り利益は2017年10⽉1⽇に実施した株式併合を前期期初に⾏ったものと仮定して算定。期初計画も公表値を修正

広告費・販売推進費を中⼼に販管費の増加により減益天候不順の影響もあり計画をやや下回ったが、概ね期初計画に沿った推移

5

決算概要－セグメント情報決算概要－セグメント情報

11,765 11,975 13,116 14,465 15,194

5,202 5,721 7,461 7,436

9,244 248 297

341 326 370

17,216 17,994 20,919 22,228

24,809

0

10,000

20,000

30,000

14.3期2Q 15.3期2Q 16.3期2Q 17.3期2Q 18.3期2Q

その他

東南アジア

⽇本

1,2331,023 847 1,148 783

60 260 727764

59620 22

3542

431,314 1,306

1,6101,955

1,424

0

500

1,000

1,500

2,000

14.3期2Q 15.3期2Q 16.3期2Q 17.3期2Q 18.3期2Q

その他

東南アジア

⽇本

(百万円)

(百万円)

売上⾼

セグメント利益

国内・海外ともに売上が順調に伸びる中、さらなるブランド⼒向上のため、広告費・販売推進費を⼤幅に増加させたため、セグメント利益は前年同期⽐減益

6

決算概要－為替の影響決算概要－為替の影響

期末 16年6⽉ 17年6⽉ 17年12⽉計画

円/100ﾙﾋﾟｱ 0.78 0.84 0.82

円/リンギット 25.64 26.09 25.00

円/ルピー 1.53 1.73 1.62

円/ペソ 5.57 6.22 5.20

期中平均 16年6⽉ 17年6⽉ 18.3期計画

円/ドル 105.7 111.0 110.0

円/ユーロ 121.2 121.4 115.0

円安により海外からの仕⼊れコストがアップ海外⼦会社は各通貨とも円安基調で推移し増益要因となるが、海外仕⼊は減益要因となり、全体的な影響は軽微。

売上⾼ 営業利益 備考

フマキラー +22 ▲70 輸出売上 +3、海外仕⼊ ▲73（減益）

海外⼦会社 +556 +44

合計 +578 ▲26

(百万円)

7

決算概要－商品ジャンル別売上①決算概要－商品ジャンル別売上①

13,862 14,533 16,820 18,050

20,289 20,741

366 409

354 349

360 306

1,255 1,253

1,535 1,482

1,683 1,576

827 746

870 977

917 968

904 1,050

1,337 1,369

1,557 1,606

17,216 17,994

20,919 22,228

24,809

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

14.3期2Q 15.3期2Q 16.3期2Q 17.3期2Q 18.3期2Q 期初計画

その他

防疫剤

園芸⽤品

家庭⽤品

殺⾍剤

25,200(百万円)

殺⾍剤、園芸⽤品が、天候不順の影響を受けたものの、感染症対策の啓発活動の成果や海外売上の拡⼤により順調に推移近年はシロアリ施⼯を中⼼とした「その他ジャンル」が安定して伸⻑

8

決算概要－商品ジャンル別売上②決算概要－商品ジャンル別売上②

9,422

5,111

2,741

8,368

10,690

6,130

1,155

9,716 11,881

6,168

3,357

12,068 12,349

7,940

204

205

765

918

190

163

708

823

129

219

663

789 114

246

808

445

161

653

1,023

511

132

727

951

530

184

849 994

689

384

362

274

304

460

410

351

315

545

431

332

322 498

419

474

575

541

584

594

743

637

805

544

825

729

841 640

917

11,294

6,700

4,483

10,829

12,960

7,958

2,982

12,387

14,052

8,175

5,262

14,871 14,597

10,212

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q

その他

防疫剤

園芸⽤品

家庭⽤品

殺⾍剤

(百万円)

15.3期 16.3期 17.3期

殺⾍剤および園芸⽤品は、1Qやや伸び悩んだが2Qにカバー

18.3期

9

決算概要－売上⾼の増減要因決算概要－売上⾼の増減要因

ジャンル 前年同期⽐ 要因

殺⾍剤

国内 104.2%国内殺⾍剤市場が前期⽐94％（当社推定）と縮⼩した中で、当社は3年連続となる伸び率No.1でプラスを維持電池式、⼈体⽤⾍よけスキンベープ、ゴキブリ駆除剤（ゴキブリワンプッシュやゴキブリベイト）等が牽引

海外 122.1%インドネシアの⼦会社2社は、円換算で2ケタ増収を確保フマキラーアジアグループは、マレーシア、ベトナムが拡⼤基調を維持し2ケタ増収

家庭⽤品 103.2％ 主⼒のアルコール除菌は引き続き競争激化の影響で微減花粉関連の返品の減少により増収

園芸⽤品 113.6％ 殺⾍殺菌剤は、4~5⽉の天候不順の影響を受けたものの、除草剤や「カダンシリーズ」の新製品が寄与防疫剤その他 105.5％

防疫剤は減収フマキラー・トータルシステムのシロアリ施⼯⼯事が好調

合計 111.6％

売上⾼差異の要因

10

決算概要－国内/海外売上⾼決算概要－国内/海外売上⾼上期として初めて、海外売上⾼が100億円を突破海外売上⽐率も初めて40%台に達した（通期では前期46.2%が最⾼）

(百万円)

11,437 11,570 12,590 13,872 14,588

5,779 6,424 8,328

8,355 10,220

17,216 17,994

20,919 22,228

24,809

33.6% 35.7%

39.8%37.6%

41.2%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

14.3期2Q 15.3期2Q 16.3期2Q 17.3期2Q 18.3期2Q国内 海外 海外売上⽐率

決算概要－国内販売状況（殺⾍剤）決算概要－国内販売状況（殺⾍剤）

11

殺⾍剤市場（末端価格） 1,000億円（前期⽐94％） ※当社推定（P50参照）2017年新製品 17SKU結果（出荷ベース）

前期⽐ 104.3％電池式、スキンベープ、ゴキブリ、アリ、不快害⾍等が牽引

課題

新製品の投⼊で市場活性化商品⼒強化と売上シェアの拡⼤⼤市場であるゴキブリカテゴリーにおいて消費者ニーズに合致した商品のさらなる拡売デング熱やマダニによるＳＦＴＳ感染（重症熱性⾎⼩板減少症候群）などの感染症、セアカゴケグモなど危険害⾍に対して、⾼効⼒のフマキラープレミアシリーズ、スキンベープの需要喚起ヒアリ、アカカミアリなど特定外来⽣物に対する啓発及び市場変化に対する迅速な対応

決算概要－国内販売状況（家庭⽤品）決算概要－国内販売状況（家庭⽤品）

12

キッチン⽤アルコール除菌剤 花粉関連商材

市場（末端価格） 42億円（前期⽐99％）※P52参照 当社推定15億円（前期⽐84％）※P52参照 当社推定

2016〜17年新製品 1SKU 2SKU

結果（出荷ベース） 前期⽐ 95％ 返品額 前期⽐ 89％

課題

キッチン⽤アルコール除菌剤シェア⽬標50％若年〜新主婦層の取り込み新規購⼊及びリピート購⼊者獲得に向けた商品訴求競争激化に伴う単価下落への対応

需要喚起、消費者認知の強化返品削減、年間定番訴求安眠サポートなどの新付加価値提案秋期ウイルス対策に向けた早期提案

決算概要－国内販売状況（園芸⽤品）決算概要－国内販売状況（園芸⽤品）

13

農薬ハンドスプレー 園芸⽤不快害⾍ 除草剤

市場（末端価格） 39億円（前期⽐99％）※P53参照 当社推定40億円（前期⽐104％）※P53参照 当社推定

165億円（前期⽐106％）※P53参照 当社推定

新製品 - 5SKU 2SKU結果（出荷ベース） 前期⽐ 96％ 前期⽐ 110％ 前期⽐ 157％

課題

安⼼/安全/予防をテーマに需要喚起

危険害⾍に対し商品⼒強化

⽇本初の殺⾍＆⾍よけ除草剤の拡売天然由来成分製品の拡売粒剤の拡売

決算概要－国内販売状況（FTS）決算概要－国内販売状況（FTS）

14

フマキラー・トータルシステム（FTS)

シロアリ事業 衛⽣事業 ⽊材保存事業

結果（出荷ベース） 112％ 97％ 57％

課題 施⼯事業の掘り起し安⼼な薬剤の開発

衛⽣管理の拡⼤効⼒のある薬剤開発

取引先と共同して市場開拓

コンビニエンスストアの⼊り⼝に

レストラン⼊り⼝に電池式の不快害⾍⽤駆除器ウルトラベープPRO 不快害⾍⽤駆除器

ＦＵＭＡＫＩＬＬＡ ＧＦ－１

15

決算概要－売上総利益（粗利率）決算概要－売上総利益（粗利率）

(百万円)

売上総利益は前年同期⽐10８.８％の82.4億円粗利率は33.2％と前年同期から0.9ポイント、期初計画から0.7ポイント低下。売上構成の変化、円安による原材料仕⼊価格の上昇等が影響

17,216 17,994 20,919 22,228

24,809 25,200

5,840 6,293 6,994 7,582 8,248 8,540

33.9%

35.0%

33.4%

34.1%

33.2%

33.9%

30%

32%

34%

36%

0

10,000

20,000

30,000

14.3期2Q 15.3期2Q 16.3期2Q 17.3期2Q 18.3期2Q 期初計画

売上⾼

売上総利益

粗利率

※売上総利益：返品調整引当⾦繰⼊前

1,142 1,141 1,238 1,216 1,341 1,316

1,024 1,356 1,691 1,724

2,319 2,566 203 193 236 248

251 253 1,862 1,894

1,968 1,998 2,360 2,354 4,231 4,583

5,133 5,186 6,272

6,470

24.3%25.5%

24.5%

23.3%

25.3% 25.7%

20%

22%

24%

26%

28%

30%

0

2,000

4,000

6,000

8,000

14.3期2Q 15.3期2Q 16.3期2Q 17.3期2Q 18.3期2Q 期初計画

その他

開発費

広告費

⼈件費

販管費率

1,381 1,4281,671

2,0741,678 1,810

8.0% 7.9% 8.0%9.3%

6.8% 7.2%

0%

2%

4%

6%

8%

10%

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

14.3期2Q 15.3期2Q 16.3期2Q 17.3期2Q 18.3期2Q 期初計画

営業利益

営業利益率

16

決算概要━販管費・営業利益決算概要━販管費・営業利益(百万円)

(百万円)

決算概要─営業利益増減要因決算概要─営業利益増減要因

17

+896 +24 ▲204 ▲27 ▲1,086

1,810 1,678+197 ▲135 ▲149 ▲8 ▲37

前年同期⽐▲397百万円

期初計画⽐▲132百万円

17.3期2Q営業利益

18.3期2Q営業利益

18.3期2Q営業利益

期初計画営業利益

2,0741,678

売上増

売上減

原価率

原価率

在庫処分費

在庫処分費

返品調整引当⾦

返品調整引当⾦

販管費

販管費

181818

決算概要－貸借対照表決算概要－貸借対照表

18

17.3期2Q末

18.3期2Q末 対17.3期2Q末増減

流動資産 15,208 18,090 2,882現⾦及び預⾦ 3,391 2,929 ▲462売上債権 4,239 5,255 1,016 売上の増加による増加たな卸資産 5,658 7,995 2,337 フマキラー単体で＋1,771百万円

固定資産 10,225 12,779 2,553有形固定資産 4,023 4,497 474無形固定資産 2,242 2,178 ▲64投資有価証券 3,576 5,624 2,047 フマキラーアジア、フマキラーノモスの株式追加取得

資産合計 25,434 30,869 5,435流動負債 11,763 16,072 4,309

買⼊債務 5,366 6,424 1,058 売上の増加による原材料仕⼊増加固定負債 3,105 3,634 529有利⼦負債 2,767 5,757 2,989 ⼦会社の株式追加取得、原材料仕⼊増等負債合計 14,869 19,707 4,838純資産 10,565 11,162 597

資本⾦ 3,698 3,698 0負債純資産合計 25,434 30,869 5,435

(単位：百万円)

1919

決算概要－キャッシュ・フロー決算概要－キャッシュ・フロー

19

6,896

8,7317,742

▲ 500 ▲ 545 ▲ 655

▲ 5,986

▲ 7,866▲ 6,844▲ 8,000

▲ 6,000

▲ 4,000

▲ 2,000

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

16.3期2Q 17.3期2Q 18.3期2Q

営業ＣＦ 投資ＣＦ 財務ＣＦ

(百万円)（単位：百万円）

17.3期2Q 18.3期2Q

営業キャッシュフロー 8,731 → 7,742

税⾦等調整前四半期純利益 2,094 → 1,680

売上債権減少額 4,993 → 5,151

棚卸資産減少額 742 → 1,269

仕⼊債務増減額（▲は減少） 139 → ▲543

投資キャッシュフロー ▲545 → ▲655

有形固定資産の取得 ▲497 → ▲672

財務キャッシュフロー ▲7,866 → ▲6,844

短期借⼊⾦の純増減額 ▲7,311 → ▲6,286

⻑期借⼊⾦の返済 ▲186 → ▲182

Ⅱ．通期予想（2018年3⽉期）

20

21

通期予想－計画数値通期予想－計画数値

17.3期実績(百万円)

18.3期計画(百万円)

対前期増減(百万円)

前期⽐(％)

売上⾼ 42,362 46,000 3,637 108.6％

売上⾼総利益(粗利率)

13,863 (32.7%)

15,960(34.7%) 2,097 115.1％

販管費 11,472 13,500 2,028 117.7％

営業利益 2,277 2,460 183 108.0％

経常利益 2,407 2,600 193 108.0％親会社株主に帰属する当期純利益 1,387 1,480 92 106.6％

上期未達分は来シーズンに向けた商品開発および営業強化により挽回可能な範囲内と認識。期初計画を変更せず

※売上総利益：返品調整引当⾦繰⼊前

今期予想－売上の内訳今期予想－売上の内訳

22

33,474 36,930

1,801 1,780 2,515 2,650

1,630

1,670 2,940 2,970 42,362

46,000

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

17.3期 18.3期計画

その他

防疫剤

園芸⽤品

家庭⽤品

殺⾍剤

(百万円)

22,797 24,124

19,565 21,875

42,362 46,000

46.2%

47.6%

40%

45%

50%

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

17.3期 18.3期計画

国内 海外 海外売上⽐率

(百万円)ジャンル別売上⾼ 国内/海外売上⾼

23

主な経営指標－返品率主な経営指標－返品率

返品率（フマキラー単体）

前期は天候にも恵まれ全社9.1％、2.9ポイント改善。今期は殺⾍剤の返品率を13.4％、全社10.7％と⾒込む。

15.5%

13.2%

10.6%

12.0%

9.1%

10.7%

17.7%

16.3%

13.7%

15.4%

11.3%

13.4%

8%

10%

12%

14%

16%

18%

20%

13.3期 14.3期 15.3期 16.3期 17.3期 18.3期計画

全社

殺⾍剤

0%

5,334

4,195

2,765

3,920 3,883 2,967 3,242

3,577

32.9%

27.4%

20.5%

30.5%28.5%

20.2%

20.4%

19.7%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

35%

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

10.3期 11.3期 12.3期 13.3期 14.3期 15.3期 16.3期 17.3期

新製品売上⾼新製品売上寄与率

24

主な経営指標－新製品寄与率主な経営指標－新製品寄与率

(百万円)新製品売上寄与率15％超⽬標

前期は19.7％、今期も15％以上を⽬標とする

Ⅲ．今後の展開

25

26

上期を振り返って上期を振り返って

連結 実績 前年同期差 計画差 期初計画売上⾼ 24,809 +2,581 ▲391 25,200営業利益 1,678 ▲397 ▲132 1,810経常利益 1,704 ▲390 ▲96 1,800当期利益 1,040 ▲262 ▲50 1,090

単体 実績 前年同期差 計画差 期初計画売上⾼ 13,940 +481 ▲650 14,590営業利益 650 ▲351 ▲240 890経常利益 1,068 ▲167 ▲222 1,290当期利益 775 ▲119 ▲135 910

（百万円）

連結：海外および国内⼦会社は順調フマキラー単体の影響で前年同期、計画とも下回る

単体：4~5⽉の天候不順の影響により計画未達 （百万円）

27

上期を振り返って上期を振り返って国内 海外

上期総括

① 主要３ジャンル1）殺⾍剤

天候不順が響き殺⾍剤市場がマイナス成⻑となった中で、当社は増収を確保。「感染症対策4年⽬」として取り組みに成果、「プレミア」シリーズが順調⼈体⽤⾍よけ「スキンベープ」の売上拡⼤「ゴキブリワンプッシュ」「ゴキファイタープロ」などのゴキブリ⽤が伸⻑。

2）家庭⽤品は微増3）園芸⽤品は除草剤が寄与し＋12.4％（出荷ベース）

② FTSの住環境改善サービス事業の拡⼤

① 海外売上⾼は前年同期⽐122.3％の⼤幅増収

インドネシア、マレーシア、ベトナムが2ケタ超の成⻑

② 広告費/販促費を⼤幅に増加し、売上の拡⼤と今後の成⻑へ投資海外⼦会社の広告費は+3.6億円

下期の取組課題

① 来シーズンに向けた殺⾍剤の商品開発と商談早期化への対応

⾼付加価値商品の拡充在庫・返品対策

② 家庭⽤品の販売アルコール除菌花粉商材

① 東南アジアは、既存域内でのシェアアップと新規市場を開拓

② タイ、インド、メキシコの販売強化

③ グローバルな研究開発体制強化

今期の重点政策今期の重点政策

28

中⻑期的な取組課題

①売上⾼・利益の持続的な成⻑②天候に左右されない強固な収益基盤づくり

上記課題に取り組む上での重点施策

商品開発⼒の強化①効きめ訴求商品をはじめ新価値創造型商品で他社製品と差別化を図る②通年型商品の開発

販売⼒・マーケティング⼒の強化①重点、成⻑カテゴリーに経営資源を集中②店頭実現の拡⼤

海外各拠点での事業の拡⼤①地域・国に合わせた製品投⼊による市場深耕②次世代マーケットの開拓

エステー社との協業の推進

29

重点政策進捗状況と下期課題重点政策進捗状況と下期課題上期進捗 下期の取り組み

商品開発⼒の強化

①国内新製品 殺⾍剤17SKU、家庭⽤品1SKU、園芸

⽤品9SKUの新製品発売②海外新製品 インドネシア･･･線⾹新⾹料、OP、

エアゾールリニューアル マレーシア･･･マット、アリ ベイト タイ･･･OP新⾹料、エアゾールリニュー

アル、線⾹効⼒アップ ベトナム･･･エアゾール2SKU、線⾹1SKU

⾼効⼒、⾼付加価値商品の開発①国内 新価値創造型商品の開発、通年型商品

の開発 2018年新製品の準備②海外 上期新製品の拡売 2018年新製品の準備

販売⼒・マーケティング⼒の強化

①国内 危険害⾍対策売り場 16,000店 広告/販売推進費＋20.2％②海外 広告/販売推進費＋47.9％

①国内 上期に続いて広告投下等でブランド強

化、既存事業の育成 既存取引先との関係強化、早期導⼊②海外 広告投下等で販売強化

海外各拠点での事業の拡⼤

インドネシア売上･･･前期⽐117％、計画⽐100％

フマキラーアジア売上･･･前期⽐133％、計画⽐113％

年間売上利益計画の達成

エステー社との協業の推進

⽣産･･･物流、在庫管理 営業･･･政策発表会等の共同開催 開発･･･⾹り研究 ⽣産･･･物流、在庫管理

30

新価値創造型商品の開発 新製品計27SKUの発売１．確かな効き⽬のモノづくり２．安全・安⼼、天然志向のニーズに対応する新製品の開発

通年型商品の開発 グローバルな研究開発体制の強化

今期の重点政策－商品開発⼒の強化今期の重点政策－商品開発⼒の強化

殺⾍剤・・・

家庭⽤品・・・ 園芸⽤品・・・ 13SKU（13SKUの新製品）

来シーズン向けの新製品準備中 （１⽉発表予定）

今期の重点政策－販売⼒・マーケティング⼒の強化今期の重点政策－販売⼒・マーケティング⼒の強化

31

１．重点、成⻑カテゴリーへ経営資源を集中ブランドの強化と育成

２．店頭実現の拡⼤フィールド活動の強化危険害⾍対策、啓発活動 等

３．利益性を重視した販売活動の徹底

今期の重点政策－海外事業の拡⼤今期の重点政策－海外事業の拡⼤

32

技術指導による現地⽣産欧州・東南アジア・アフリカ・南⽶など6ｶ国

輸出先 約55ｶ国

合計約70ｶ国

33

今期の重点政策－海外拠点別の取組今期の重点政策－海外拠点別の取組

33

国 取組内容

インドネシア

【フマキラーインドネシア】 線⾹市場シェアNo.１の堅持 成⻑３カテゴリーの強化(エアゾール、ワンプッシュ、電気リキッド) ⽣産体制の拡充(線⾹、エアゾール、ワンプッシュ)

【フマキラーノモス】 国内線⾹及びエアゾールのチャネル/セールス/販促戦略推進 蚊取り線⾹の⽣産性の向上とコストダウン推進 エアゾールの商品⼒強化・SKU追加、ワンプッシュ新発売

マレーシア 蚊取り線⾹やエアゾールを中⼼とした商品⼒強化、新製品投⼊による

市場拡⼤ 販売網の整備と収益⼒の強化

ベトナム

殺⾍剤シェアNo.1の維持、さらなるシェアアップ ブランドの強化・育成 蚊取り線⾹等の販売強化、新製品投⼊による製品ラインナップ強化 ⽣産効率改善とコストダウン

34

今期の重点政策－海外拠点別の取組今期の重点政策－海外拠点別の取組

34

国 取組内容

タイ

製品ラインナップ強化と売上拡⼤ ノンコイル製剤の販売強化 販売網の整備 ⽣産性の向上とコストダウン

メキシコ 国内販路構築の取組強化 店頭での販促活動強化 線⾹とマットの売上シェア拡⼤

インド 販売網の再整備 エリアフォーカスの導⼊による配荷率アップ

3535

今期の重点政策－海外拠点別の取組今期の重点政策－海外拠点別の取組

(108) (85)

(394)

出所：当社推定

地域 取組内容

中南⽶ ジャマイカではライセンス⽣産 ペルー等の代理店への輸出拡⼤と新規市場の開拓

欧州

イタリアでライセンス⽣産マット、リキッドではVape ブランドがNo.1

イタリアのライセンシーがハンガリー等の欧州に販売ハンガリーでシェア第１位

中近東アフリカ

中近東ではレバノンで第１位、ヨルダンで第2位、その他バーレーン、UAEなどへ輸出

アフリカではケニア、モーリシャス、マダガスカル、マヨットへ輸出

36

今期の重点政策－海外拠点別の取組今期の重点政策－海外拠点別の取組

36

展開国 2016年通期前期⽐2017年上期前年同期⽐

2017年通期前期⽐計画

インドネシア（2社） 127％ 117％ 113％マレーシア 104％ 116％ 109％タイ 166％ 164％ 110％ベトナム 110％ 135％ 109％インド 94％ 96％ 125％メキシコ 105％ 120％ 113％海外合計 122％ 121％ 114％

海外⼦会社の2017年売上は、円換算で前期⽐114％（単純合算）を計画

今期の重点政策－ エステー社との協業の推進今期の重点政策－ エステー社との協業の推進

②開発 新製品の上市

⾹りの研究

①営業（国内） 政策発表会や商談会におけるコラボ

レーション

販促サポート業務の共同取り組みや販売チャネルの相互活⽤の強化等

営業⽀援システムの導⼊

④海外⽣産・販売 海外（インドネシア）での⽣産受託

当社海外販売網の活⽤による海外事業の基盤構築

③国内⽣産・物流 国内の⽣産受委託拡⼤

物流拠点の再編によるコスト削減

エステー社との協業を継続新たなコンセプトの製品開発、販路開拓、効率的なサプライチェーンの構築を推進

37

12.0 16.020.0 22.0 24.0

16.1

61.2

81.4

99.8106.5

74.5%

26.1% 24.6% 22.0% 22.5%

14.3期 15.3期 16.3期 17.3期 18.3期（予）

配当（円）

１株当り利益（円）

連結配当性向（円）

38

配当について配当について

課題として位置づけています

配当に関する基本⽅針株主様に対する利益還元として、業績・将来の事業展開や内部留保などを総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を⾏っていくことを経営の重要課題として位置づけています

配当及び連結配当性向の推移

※17.3期以前の1株当り利益および配当は2017年10⽉1⽇に実施した株式併合を前期期初に⾏ったものと仮定して算定

39

本資料で記述している将来予測および業績予想は、現時点で⼊⼿可能な情報に基づき当社が判断した予想であり、潜在的なリスクや不確実性が含まれています。そのため、様々な要因の変化により実際の業績は記述している将来⾒通しとは⼤きく異なる可能性があることをご承知おき下さい。

≪本資料に関するご照会先≫

フマキラー株式会社取締役 管理本部⻑ 佐々⽊ ⾼範

TEL ：0829-55-2111FAX ：0829-55-0712E-mail：k.sasaki@fumakilla.co.jp

Ⅳ．補⾜資料

40

41

家庭⽤殺⾍剤市場規模－国内市場家庭⽤殺⾍剤市場規模－国内市場

44 52 50 53 5034 32 32 35 3211 10 9

9 7103 103 94 96 86

100 101 89 92 81

99 99 96 102 96

117 108 110138

136

344 341290

305290

69 62

6264

56

157 166

165170

166

1,077 1,074

996 1,064

1,000

0

200

400

600

800

1,000

1,200

13年 14年 15年 16年 17年予測

その他

医薬品

不快害⾍

ゴキブリ

ハエ蚊エアゾール

線⾹

リキッド式

マット式

電池式

ワンプッシュ式

(億円）

害⾍別殺⾍剤市場規模国内・家庭⽤殺⾍剤市場規模年間約1,000億円（⼩売ベース)

371 390 365 381 348

99 99 96 102 96

173 161 163193

185

42 39 3740

40

344 341290

305290

33 2929

2927

15 1516

1413

1,077 1,074 996

1,064 1,000

0

200

400

600

800

1,000

1,200

13年 14年 15年 16年 17年予測

その他

ねずみ

ｱﾘ・ﾊﾁ・その他不快害⾍

ダニ

ゴキブリ

ハエカ

蚊

出所：当社推定（末端価格）

(億円）

42

家庭⽤殺⾍剤シェア推移家庭⽤殺⾍剤シェア推移

42

15.5%

54.4%

19.0%

0.3%

1.8%0.7%0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

99年 00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年

フマキラー Ａ 社 Ｂ 社Ｃ 社 Ｄ 社 Ｅ 社Ｆ 社 その他

出所：当社推定

家庭⽤品市場規模━除菌剤・花粉家庭⽤品市場規模━除菌剤・花粉

43

出所：当社推定（末端価格）

28.8 29.1 31.6 34.1 37.3 41.9 41.5

19.7 38.8

61.4 81.0

60.3 72.5 72.5

27.9

27.4

25.9

27.6

28.9

34.8 34.5

0

50

100

150

200

11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年予測

⼿指消毒剤

ウイルス対策

キッチン⽤アルコール除菌剤

（億円）

36.1

13.116.0

5.2 5.8 4.9 3.7 3.4

2.8

2.95.9 8.6 9.1 10.5

4.8

8.95.4 3.9 1.9 1.2

0

5

10

15

20

25

30

35

40

11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年予測

ウイルス

花粉ミスト

花粉⿐クリーム

（億円）

除菌剤市場（当社関連商品）

アレルシャット関連市場

園芸⽤品市場規模園芸⽤品市場規模

44

5.3 5.1 4.5 4.5 4.5 4.4 4.0 4.136.3 36.4 36.5 37.7 39.4 39.2 38.7 39.6

38.7 34.0 33.1 32.9 33.4 36.0 34.9 35.9

30.3 32.0 32.3 33.4 36.6 38.0 39.541.8

91.3 102.7 109.5128.9

139.4155.2 165.2

180.212.5 10.210.6

10.612.1

12.0 11.011.2

214 220227

248265

285 293 313

0.0

50.0

100.0

150.0

200.0

250.0

300.0

350.0

11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年⾒込 18年予測

(億円)

忌避剤

除草剤

園芸⽤不快害⾍

その他農薬

農薬ハンドスプレー

農薬エアゾール

園芸⽤品市場

出所：当社推定（末端価格）※13年より項⽬追加

45

家庭⽤殺⾍剤市場規模－世界家庭⽤殺⾍剤市場規模－世界

アジア

51%

北⽶

16%

欧州・アフリカ

14%

中南⽶

19%

⽇本15%

インドネシア4%

インド5%

その他アジア27%

全世界・家庭⽤殺⾍剤市場規模（⽇本含む）年間約7,440億円（末端価格)

地域別割合

出所：当社推定想定レート：１USドル＝110円

世界の殺⾍剤市場は約7,440億円。市場の51％はアジアが占める

46出所：当社推定市場規模；末端価格ベース

フマキラーグループフマキラーグループの殺⾍剤シェア

ASEANにおけるシェアASEANにおけるシェア

35億円

ミャンマー

30%

125億円

タイ

7%

30%

102億円

※蚊取り線⾹のシェアは66％

マレーシア

83億円

29%※蚊取り線⾹のシェアは47％

ベトナム

30%

280億円

インドネシア

※蚊取り線⾹のシェアは45％

47

蚊が媒介する主な感染症蚊が媒介する主な感染症

出典；WHO及びODC(アメリカ疾病予防センター）統計データ

疾病名 推定患者数（年間） 推定死亡者数（年間）

マラリア 3億⼈ 63.9万⼈

デング熱 1億⼈ 2.2万⼈

ジカウイルス感染症 150万⼈ 不明

チクングニア熱 138万⼈ 191⼈

⻩熱 17万⼈ 3万⼈〜6万⼈

⽇本脳炎 7万⼈ 2万⼈

ウエストナイル熱 2,000⼈ 146⼈

合計 4億⼈ 71.1〜74.1万⼈

蚊が媒介する感染症による犠牲者数 年間72.5万⼈（WHO推計）

48

⽇本での被害者数⽇本での被害者数

昨年の日本人感染者は３４１例

うち１例死亡

18 50 52 32 4974 58 89

104 92

244

113

220249179

292

341

220

162

0

100

200

300

400デング熱患者報告数 輸入症例 国内症例

輸入症例過去最高

輸入症例：海外で感染して日本で発症

49

その他の感染症その他の感染症

日本の被害者数 累計死者数５３名

メスの毒性はキングコブラ毒より強い

致死率

22.8%

西日本から東日本（石川県）に生息域拡大

ツマアカスズメバチ（外来種）

スズメバチ

セアカゴケグモ （外来種）

年間死者数２３名アナフィラキシーショック

日本へ上陸

全国へ被害拡大

セアカゴケグモ

スズメバチ ヒアリ

ヒアリ、アカカミアリ（外来種）

5月26日以降、7月27日までに10箇所で発見される

ツマアカスズメバチ