A ザグレブの周り...Licitar ジンジャーブレッドハーツ...

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A ザグレブの周り

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A

ザグレブの周り

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B 1

目次

4 旅行案内北 6 メドゥベドゥニツァ

8 ゴルニャ・ストゥビツァ

10 マリア・ビストゥリツァ

12 ベレツ

13 レポグラヴァ

14 トゥラコシュチャン

16旅行案内西 18 ザプレシッチ

20 ルジュニツァ・パレス

22 サモボル

26 ザ・サモボルスコ・ゴリィエ

28 プレシヴィツァ

30 ジュンベラク

32旅行案内南東 34 アンダウトニア

36 ザ・ヴコメリチュケ・ゴリツェ

39 ヴェリカ・ムラカ

40 スィサク

42 ザ・ロニュスコ・ポリェ

46 ヤセノヴァツ

48旅行案内東 50 スヴェティ・イヴァン・ゼリナ

のワインロード

52 ヴァジュディン

56 ルドゥブレグ

57 オヘカ

58旅行案内南 60 カルロヴァツ

62 ドニャ・クプチィナ

63 オザリュ

64 スルニュ

66 プリトゥヴィツェ 自然公園

69 バラチェヴェ・シュピリェ 洞窟

70旅行案内北西 72 クラピナ

74 ヴェリキ・タボル

76 クムロヴェツ

78 クラニェツ

80 プレグラダ

81 ヴィナゴラ

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Žumberak

Japetić

ZAPREŠIĆ

KRAŠIĆ

Plešivica

LUŽNICA

SAMOBORSamoborsko gorje

Okić

DONJA KUPČINA

Baraćeve špilje

Crna Mlaka

KARLOVAC

Plitvička jezera

Dobra

Kupa

OZALJ

SLUNJ

VELIKA MLAKA

ANDAUTONIJA

VELIKA GORICA

Lonjsko polje

Vukomeričke gorice

LUČELNICA

GUSTELNICA

LUKINIĆ BRDO

LIJEVI ŠTEFANKI

KUTINA

JASENOVAC

ČIGOČ

KRAPJE

SISAK

SV. IVAN ZELINA

VARAŽDIN

VARAŽDINSKE TOPLICE

LUDBREG

OPEKA

Medvednica

GORNJA STUBICA

MARIJA BISTRICA

BELEC

LEPOGLAVA

TRAKOŠĆAN

Sljeme

KRAPINA

TUHELJSKE TOPLICE

KRAPINSKE TOPLICE

PREGRADA

VINAGORA

VELIKI TABOR

KUMROVEC

KLANJEC

ZAGREB

N

S

W

E

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Medvednica

GORNJA STUBICA

MARIJA BISTRICA

BELEC

LEPOGLAVA

TRAKOŠĆAN

Sljeme

ZAGREB

Medvednica(メドゥヴェドゥニツァ山)は自然に満ち溢れ、“ベストハイキングスポット” としてザグレブ地方の人々に高い人気を呼んでいます。山の北側の Zagorje(ザゴリエ)地域では、小川が緩やかに流れ、城がロマンチックに街を色づけるなど、素朴な田舎の文化が昔と変わらずに残っています。

メドゥベドゥニツァゴルニャ・ストゥビツァマリア・ビストゥリツァベレツレポグラヴァトゥラコシュチャン

旅行案内北

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Medvednica

メドゥベドゥニツァ都会を離れ、大自然を満喫したい人には、(“Sljeme(スリェメ)” の愛称でも知られている)Medvednicaを走る路面電車の旅をお勧めします。また、ハイカーたちは、お手ごろ値段かつ、新鮮でおいしい料理を提供してくれる “Planinarski dom(プラニンスキ・ドム)(ロッジ)”でゆっくり山を楽しんでください。Medvednica自然公園は、まるで、“自然天国” のように

植物や動物が溢れています。たとえば、約 10 km2ものカルスト地形が広がる Veternica(ヴェテルニツァ)洞窟は、岩々がなんとも美しく重なり合っています。メインとなる大洞窟は、まさに 2キロメートルもの長さで、そのうちの約 380メートルまでは歩くことができます。洞窟の住人である “コウモリ” が、あなたを迎えてくれるはずです。または、銀鉱

脈の Zrinski( ズリンスキー ) を訪れてみてください。16世紀、Petar Zrinski伯爵が貴重な金属を発掘し始めた歴史ある名所です。鉱山業を始めて約 2世紀が過ぎたころ、人々は、“ザグレブの中心地である Gornji Grad(ゴルニィ・グラドゥ)まで開通したのは、洞窟のおかげだ”とささやくようになりました。

www.pp-medvednica.hr

Grah

グラホゥ

週末にハイキングを楽しむ人々の多くは、Sljeme頂上までの約 2~ 3時間の登山を終えた後に味わう、温かい Grah( グラフ ) を楽しみにしていることでしょう。Grahとは、燻製のお肉で味付けされた豆のシチューで、主にソーセージやザウアークラウト(塩漬けにして発酵させたキャベツ)とともに食べられる逸品です。味わい深いうえ、おそらく健康的にも効果の高い料理として人気が高く、冷たいビールにもよく合うと評判です。

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Gornja Stubica

ゴルニャ・ストゥビツァGornja Stubica “アッパー” ストゥビツァとして知られる閑静な村では、小山から見る美しいパノラマビューが評判です。クロアチア人にとって、Gornja Stubica という名は 16世紀に農民一揆を率いたリーダー、Matija Gubec( マティヤ・グベツ )と同じ意味を持っています。グベツは熱した鉄の冠を被せられ、八つ裂きの刑に

処されました。現在はパブとして活用されている木製の古い民家には、当時を知る唯一の生き残りとして、美しいボタイジュの木が根をおろしています。またその近くに、Gubec(グベツ)史と Zagorjeの人々の生活を展示している気高い Oršić宮殿があります。

www.mdc.hr/msb

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Marija Bistrica

マリア・ビストゥリツァMarija Bistrica(マリア・ビストゥリツァ)は、毎年数多くの巡礼者を魅了する、クロアチアで最も愛されているマリア礼拝堂です。また、小さくて、大いに魅力的なこの田舎町にある教会は、メイン広場を修復し、より見応えのある場所として人気を呼んでいます。教会には、15世紀より変わらない美しさを

放つ、聖母マリアと子どもをイメージした黒い木製の彫像が飾られ、バージン・マリアに捧げられています。その昔、トルコ人による侵略で破壊されるのを恐れた一人の牧師が、彫像をある場所に隠したところ、牧師は隠し場所を明かすことなく死んでしまいました。それから何十年と時が流れ、なんと彫像は自

然とその姿を表したのです。ところが、彫像は再び隠され、17世紀に発見されました。以来、ヒーリングパワーを持つ奇跡の像として、人々を魅了し続けています。

www.info-marija-bistrica.hr

Licitar

ジンジャーブレッドハーツ

“Licitar”(リツィタル)と呼ばれる鮮やかな赤色のジンジャーブレッドハートは、お土産屋をはじめ、あらゆる場所で見られる、ザグレブ地方の伝統的な飾り物&ギフト食品です。滞在中、街のあちこちで、冷たいお砂糖と食べられていたり、愛やお祝い事のメッセージとして石に刻まれたハートを見かけることでしょう。まさに、この食べてもおいしいハートは、愛の象徴として信じられているのです!

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Belec

ベレツ優雅に、そして豪華に佇む教会は、Ivanščica(イヴァンチツァ)山のふもとに位置する小さな村、Belecにあります。(オットマン)の襲撃から守るために作られた防壁に囲まれた教会は、18世紀、Ivan Ranger(イヴァン・ランゲルツ)がフレスコ画法を用いて壮麗な内装を飾り付け、彫刻家の Josip Schokotnigg(ヨスィプ・ショコトニッグ)が金

箔の祭壇を作り上げました。近年、修復が行われ、さらに美しく甦ったクロアチアバロックの大作は、一見の価値があります。

Lepoglava

レポグラヴァそのほか、信心深い場所として重要な街が Lepoglava(レポグラヴァ)です。14世紀、聖パウロ修道士が移り住んだ場所としても知られています。彼らは、ただ豪奢な教会や修道院を建てただけでなく、教育、医療、芸術や文化といったあらゆる方面から、街の人々をサポートしました。ジョセフ二世皇帝の布告により、聖パウロは失

脚し、1786年、修道院たちはLepoglava(レポグラヴァ)からの撤退を余儀なくされました。1854年、修道院は牢獄と化しました。現在は、Josip Broz Tito(ヨスィプ・ブロズ・チトー)や Franjo Tuđman(フラニョ・トゥジュマン)といった政治家を投獄させた場所としても注目を浴びています。www.lepoglava-info.hr

Lepoglavska čipka

レポグラヴァ刺繍その昔、聖パウロ修道士が伝えたレポグラヴァの刺繍は、現在、クロアチアを代表する刺繍文化のひとつとして知られています。毎年開催されている国際刺繍フェスティバルをはじめ、学校など、たくさんの場所でワークショップが行われています。同じく人気の高い Pag島の刺繍は針編みで、また、Hvar(ホゥヴァル)島ではリュウゼツランの繊維から作られているなか、Lepoglava(レポグラヴァ)刺繍はボビンで作られています。

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Trakošćan

トゥラコシュチャンZagorje ( ザゴリエ ) をおとぎ話に出てきそうなファンシーなお城だとしたら、Trakošćanは、典型的な “美しいお城” です。森林や小山といった大自然に囲まれた場所には、真っ白な塔がそびえたち、胸壁で囲まれた平たい屋根からは湖が見渡せます。まさに、ここには美しい風景があるのです。13世紀まで、攻撃から身を守る場所として使われていた城は、19世紀、

Drašković(ドゥラシュコヴィッチ)一家によって洗練された、住みやすい場所に生まれ変わりました。4階建てのフロアーで、居住スペースから美術館までが入っています。どの部屋も、現在まで大切に守られており、その一つひとつの内装にこだわりの高さが感じられます。

www.trakoscan.hr

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旅行案内西

Žumberak

Japetić

ZAPREŠIĆ

KRAŠIĆ

Plešivica

LUŽNICA

SAMOBORSamoborsko gorje

Okić

ZAGREB

ザグレブ西部地方の最大の魅力は “活気ある市場”と “旧貴族居住地区” ということです。なかでも、ザグレブ地方の先にあるジュムベラク丘陵は、観光エリアとして注目を集めています。

ザプレシッチルジュニツァ・パレスサモボルザ・サモボルスコ・ゴリィエプレシヴィツァジュンベラク

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Zaprešić

ザプレシッチZaprešićは、1848年のクロアチア民主政治運動を導き、その後も Zaprešić近郊に拠点を移したとされる Josip Jelačić(ヨスィプ・イェラチッチ)(1801-1859) 伯爵と深く関わっています。彼が生前住んでいた Novi Dvori(ノヴィ・トゥヴォリ)宮殿では、現在もなお、修復作業が行われ

ています。宮殿を囲む公園には、魅力溢れる名所が数多く存在します。なかでも、半木造の穀物倉は、地元出身の芸術家たちを称えるため、現在、Matija Skurjeni(マティヤ・スクリェニ)ギャラリーとして運営されています。主な出展作品は、超現実的かつ、夢のあるスタイル

を独学で得たとされる芸術家のものばかりです。また、Jelačić家の壮大な墓は、ザグレブを代表する大聖堂 “Hermann Bolle”(ヘルマン・ボレ)を築いた建築家によって作られました。Novi Dvori内の小道は、たくさんの木々や草花で彩られ、気持ちよい空間を作り出しているう

え、現在はゴルファーたちも行き交う名所として人気を呼んでいます。

www.muzej-matija-skurjeni.hr www.zapresic.hr

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Lužnica

ルジュニツァ・パレスZaprešić(ザプレシッチ)の東側に見られるトウモロコシ畑の先に、18世紀の壮大な建築を代表する Lužnica宮殿があります。貴族の居住地であった同宮殿にあるタレットは、その気品あるデザインから、どこかフランスの大邸宅を思わせる建築が評判です。小説家一家によって相続されてきた宮殿ですが、1925年以降は、サン・ヴァンサン・ドゥ・ポールの “ザ・シスター・オブ・チャリティー”が所有しています。彼らは現在、

崇高な祈りや瞑想を望む人々から、多大なる信頼を得ています。宮殿内に位置する公園の風景は、19世紀から姿を変えることなく、美しさを放っています。なお、日曜日の午後、一般に公開しています。公園では、オークをはじめ、たくさんのナチュラルハーブが育っています。修道女たちは、時にそのハーブを使ってリキュールを製造しています。

www.luznica.hr

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Samobor

サモボルSamoborは、Gradna(グラドゥナ)の小川をはじめ、自然いっぱいの丘に位置しており、クロアチア北部の中でも特に “古きよきクロアチア “が残っている場所の一つとして有名です。ザグレブ地方からは、日帰りで数多くの旅行者が訪れています。彼らの多くが、まずは、メインスクエアを埋め尽くすカフェの多さに驚きます。そこで人気なのが Samoborskekremšnite(サ

モボルスケ・クレムシュニテ)という、地元パン屋さんたちが作るカスタードケーキです。Samobor(サモボル)では、たくさんの芸術や工芸品が生まれています。Zlatko Prica(ズラトゥコ・プリツァ)ギャラリーは、クロアチアの現代アート作家たちの登竜門としても知られています。そのほか、独創的な作品を多く展示する写真美術館 Foto Galerija Lang

(フォト・ガレリヤ・ラング)や、色鮮やかな民族衣装を揃えたTown美術館などが有名です。また、Samobor(サモボル)は緑に囲まれた “散策エリア” としても人気です。Anindol(アニンドル)の公園まで続く遊歩道を辿ると、目の前には 13世紀ごろに建てられた城郭の廃墟が広がり、その圧倒的な存在感に驚くことでしょう。Samobor(サモボル)を訪れる

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ベストシーズンは、キリスト教行事である懺悔の火曜日前の週末に開催されるカーニバルの時期です。パレードはもちろん、マスクをまとった人々などで埋め尽くされる街は、まさにお祭り騒ぎ。大いに活気づいています。

www.samobor.hr www.tz-samobor.hr

Samobor (サモボル)の特色Samobor伝わる食文化の中には、19世紀初頭、フランスの占領下にあったころにもたらされたと言われる珍しい調味料が 2つあります。ひとつは、ヨモギを中心に、シトラスやアロマの香りを放つハーブなどが原料となったワインベースの調味料、Bermet(ベルメットゥ/地元では Vermouthと呼ばれています)です。そして、フルーツの香りが心地よい濃密な茶色のマスタード、Muštarda(ムシュタルダ)です。Bermet( ベルメットゥ ) とMuštardaは、古くから、Filipec(フィリペツ)家が製造しています。なお、街の中心地からちょっと外れた場所に位置する彼らのショップで、それら調味料は購入することができます。

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Samoborsko gorje

ザ・サモボルスコ・ゴリィエSamobor(サモボル)西部に、クロアチア語で “Samoborsko gorje”、 も し く は、 英 語 で“Samoborの丘” と呼ばれる場所があります。なだらかな山々をはじめ、自然に囲まれたエリアとして、ハイキング目的の日帰り観光客に人気です。Samoborsko gorje頂上へは、お

よそ 879 m、Šoićeva Kuća(ショイチェヴァ・クチャ)から徒歩で約 2時間で到達します。途中、人気のレストランやレクリエーションスポットもあります。また、Samoborsko gorje(Samoborの丘)の南東には、急勾配な Okić地方が広がっています。Okić(オキチュ)は、

中世に建てられた要塞が荒廃したエリアとして有名です。Okić(オキチュ)にあるEtno-kuća

pod Okićem(Okić山の麓にある Etno家)は、伝統的な家具や衣装を展示したプライベート美術館です。

www.etno-kuca.hr

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Plešivica

プレシヴィツァSamoborsko gorjeの南に位置する Plešivica村は、ワイン製造用のブドウ園が波形に連なり、美しい風景を作り出しています。このエリアは、質の高いピノ、シャルドネやリースリングといったブドウ各種をもとに、ボージョレーなどとは異な

る甘口な赤ワイン “Portugizac(ポルトゥギザツ)” が製造されていることでも有名です。Plešivicaワイン製造者たちを訪れると、おそらく彼らは気前よく、冷製ミートやチーズをおつまみに、ワインの試飲をさせてくれるはずです。Plešivica に関

する詳しい情報・冊子は、“ザグレブ・カントリー・ツーリスト・ボード” にてお求めいただけます。

www.tzzz.hr

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Žumberak

ジュンベラクザグレブ地方には日帰りツアーにぴったりな、まだまだ未開かつ、最も魅惑なエリアがたくさんあります。特に、小さな村々が集まった地域からは尾根が一望でき、その村のあちこちにトウモロコシを乾燥させるための納屋や積み上げられた薪が並んでおり、ゆるやかな “カントリーライフ”が広がっているのです。滞在中、ひょっとしたら、自家

用車より農夫さんたちのトラクターに多く出会うかもしれません。Samobor( サモボル ) 西部のSlani Dol村には、Žumberak自然公園の本部があり、ハイキングやマウンテンバイクに関する情報を提供しています。

www.pp-zumberak-samoborsko-gorje.hr

Krašić は、Žumberak 地 方 の 南 西に位置し、農業が盛んです。また、Krašićはザグレブで活躍したカトリック教会高位聖職者大司教、Alojzije Stepinac(アロイズィエ・ステピナツ)(1898-1960) のホームタウンです。1945年以降、共産主義者たちによって投獄させられた Stepinac(ステピナツ)氏は、現在、当時の政権に反発した英雄として崇められています。村には、彼の生涯を展示した小さな美術館があります。

Krašić は

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VELIKA MLAKAANDAUTONIJA

VELIKA GORICA

Lonjsko polje

Vukomeričke gorice

LUČELNICA

GUSTELNICA

LUKINIĆ BRDO

LIJEVI ŠTEFANKI

KUTINA

JASENOVAC

ČIGOČ

KRAPJE

SISAK

ZAGREB

ザグレブ南部地方は、クロアチアの歴史を語るにふさわしい建造物や景観が残る、由緒正しいエリアとして知られています。ローマ遺産や中世の産物など、19 世紀に “富の象徴” として作られた木製の建造物が、今なお姿を変えずに残っており、この地方に独特な雰囲気を与えています。

旅行案内南東

アンダウトニアザ・ヴコメリチュケ・ゴリツェヴェリカ・ムラカスィサクザ・ロニュスコ・ポリェヤセノヴァツ

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Andautonia

アンダウトニア穏やかな村、Ščitarjevo(スチダリイェヴォ)は、古代ローマ様式が色濃く残る Andautoniaという町の頂に位置しています。1世紀に作られたAndautoniaは Sava(サヴァ)川流域の平原で貿易の流通場所として栄えました。公共の公園では数々の遺跡が楽しめ、観光客にとっても

魅力溢れる場所なのです。しっかりと舗装された古代ローマ様式の道を散歩しながら、遺跡を眺めたり、または、地下に完備されたヒーティングシステムを用いて、古くから市営されている浴場で温泉を楽しむのもよいでしょう。毎年、4月後半の “Andautoniaの日” に開催さ

れる古代ローマ遺産の感謝祭りでは、考古学に関するワークショップが催されるほか、当時の食べ物やドリンクを販売する露店が並び、さらには子ども向けに伝統的なゲームも行われます。

www.andautonia.com

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Vukomeričke gorice

ザ・ヴコメリチュケ・ゴリツェVelika Gorica(ヴェリカ・ゴリツァ)のすぐ南西に位置するVukomeričke gorice の 丘 で は、伝統的かつ、贅沢な木造建築物を見ることができます。また、ブナの森やワイン畑など、大自然に囲まれたのんびりとしたエリアとしても知られています。

Velica Goricaから 25 kmほど進んだ先に、Lučelnica(ツチェルニツァ)村があります。村の名所は、1935年に建てられた、時計塔と巨大なオークキューブで飾られた内装が魅力の聖三位一体教会 (Kapela svetog Trojstva)です。さらに、Gustelnica(グ

シュテルニツァ)西部へ進むと、教会 (Kapela svetog Antuna) があります。19世紀後半に建てられたこの美しい教会には、まるで巨大な熊手のように見える木製の柱があります。Gustelnicaから南へ、Lukinić Brdo(ルキニチュ・ブルド)地方へ向かっ

た先にある Crkva svetog Ivana Krstiteljaは、20世紀初頭、地元の木工職人たちの名誉を称えるべく、彼らによって建てられました。魅力は、アラベスク模様に飾られた美しい玄関です。さらに、この地方独特の田舎らしさを映し出した木造建築物とし

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て有名なのが、丘の頂上に位置する Lijevi Štefanki村の教会(Kapela svetog Jurja / 1677 年)です。鋳鉄製の屋根の、まるで波紋のような繊細さが、ゆるやかな空間をさらに醸成しています。1677年の完成から約 25年後、現在の場所に移されました。

Velika Mlaka

ヴェリカ・ムラカ樹木で作られるクロアチアの伝統的な建造物として有名なのが、ザグレブ地方から 2~ 3 km離れたところに位置する Velika Mlaka村の Sv. Barbara(サン・バーバラ)教会です。17世紀後半、巨大なオークを建材に建てられた教会は、19世紀に

は地元の画家が美しい内装を施しました。ほぼすべての壁面に、聖者たちの肖像画、可憐な花のモチーフなど、Sv. Barbaraを象徴するパネルを描き、優美な世界を創り出したのです。

www.tzvg.hr

教会はとても小さいため、特に日曜日はフラップを外してスペースを拡張します。

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Sisak

スィサクSisakは由緒ある歴史的な街です。なかでも、Siscia(スィスツィア)川近郊は古代ローマ人にとって商業の中心エリアでした。その後、Sisakはオスマントルコの襲撃からセントラル・ヨーロッパを防御する地帯としても重要な役割を果たしました。街の美術館には、興味深いアンティーク品の数々が飾ら

れています。また、教会の前には、古代ローマ時代に作られた未完成の防壁が残っています。そのほか、Sava(サヴァ)川とKupa(クパ)川の流れを穏やかに保っている要塞も、歴史的建造物としての壮大さを放っています。1593年 6月 22日、トルコ軍勢を打ち敗ったとされるクロアチア、スロベニアとオー

ストリアの 3国の連合軍が集結した城の防壁からは、歴史の深さを感じるでしょう。結果として、この戦いがオスマンたちのヨーロッパ制覇計画を失望させた大きな出来事となりました。

www.sisakturist.com

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Lonjsko polje

ザ・ロニュスコ・ポリェ牧草地、湿地や三日月湖などに続く Sava川が流れる Lonjsko poljeは、クロアチアの沼湿地の中でも最も大きく、保護されてきたエリアです。伝統的な木造建築の宝庫であると同時に、画趣をそそる古風な木造住宅が街を埋め尽くしています。住宅の多くはブドウの木で覆われ

ていたり、バスケットがぶら下がっていて、街はなんとも和やかな雰囲気に包まれています。Sava川の両岸には、チェーン式運転が特長の旧式フェリー(スケル)が行き交っています。運行状況は、主に 2~ 3のフェリーが片岸より到着するやいなや、今度は向かい岸へ出航すると

いった頻度です。Lonjsko polje地方では、時期によっては近郊の牧草地を浸水させるほどの洪水が起こります。また、このエリアには、250種類もの鳥類はじめ、多様な野生動物が住んでいます。サイクリングにも最適な Lonjsko polje には、ベッドと朝食を用意した木製のサイク

リングハウスがたくさんあるので、自転車での小旅行も楽しめます。Lonjsko polje自然公園の情報センターは、コウノトリの移動先としても有名な Čigoč(チゴチュ)村と、最も保護状態のよい樹木住宅が残っていると評判の Krapje村にあります。この

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両村には自然が溢れているので、訪れる人はみな、あぜ道を歩きながら、Lonjsko poljeの独創的な風景を楽しむことができます。また、Krapje Đol(クラプイェ・ドル)は、ヨッローッパの中でも希少な鳥として知られるヘラサギの巣穴を保護している地域です。

www.pp-lonjsko-polje.hr

白コウノトリ4月から 8月の終わりにかけて、Lonjsko poljeには、クロアチアに住むすべての白コウノトリの約 1/ 3が集まってきます。たくさんの種類の虫、カエルや魚が捕れるということもあり、約 500組ほどのコウノトリが集まり、小鳥たちに餌付けをします。アフリカで冬を越すための移動準備をしているのです。コウノトリが最も多く集まる村として有名な Čigočでは、ほぼすべての煙突や電柱でコウノトリたちが休息をし、巣を作って準備をしています。

www.turizam-smz.hr

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Jasenovac

ヤセノヴァツ第 2次世界大戦の影響が色濃く残る場所は、ちょうど Lonjsko poljeの南部に位置する、閑静な川沿いの Jasenovac村です。1941年~ 45年にかけて、7万人にもおよぶセルビア、ジプシー、ユダヤとクロアチアの

反ファシズム主義者たちが労働キャンプ中、まさにナチスによって虐殺された場所です。これまでにも、写真、ニュース、生存者のインタビューを用いた映画などのマルチメディアによって、数々の報道がなされて

います。当時、キャンプが行われていた場所には、非難と追悼の意を表した現代の記念碑が建てられています。

www.jusp-jasenovac.hr

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SV. IVAN ZELINA

VARAŽDIN

LUDBREG

OPEKA

VARAŽDINSKE TOPLICE

ZAGREB

Varaždin ( ヴァラジュディン ) に位置する気高いバロック様式の街並は、クロアチア内陸部の美しさの象徴でもあります。田舎に囲まれた地域を探求したいという観光客には、多くの発見をもたらしてくれるエリアです。

旅行案内東

スヴェティ・イヴァン・ゼリナ のワインロードヴァジュディンルドゥブレグオヘカ

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Sveti Ivan Zelina

スヴェティ・イヴァン・ゼリナ のワインロードSveti Ivan Zelinaに住む人々の多くは、何世代にも渡ってワイン畑を経営しています。地元のワイン商人たちは観光客へもワインセラーを公開し、試飲の機会を増やすなどして、この地域で生産されるワイン(Kraljevina Zelina(クラリェヴィーナ・ゼ

リツァ)という地元のブドウを原料とするワインも含む)を、着実に広めています。Zelina(ゼリナ)地域にある美術館では、ワインツアーに関する情報が揃っています。もしくは、道に記された茶色の標識を辿れば、ワイン畑に出会えるはずです。

本格的なお料理とともにワイン試飲を楽しみたいという方は、観光局にご連絡ください。

www.tzzz.hr

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Varaždin

ヴァジュディンヨーロッパ中心部で、最も美しいバロック様式の街のひとつとして知られているのが Varaždinです。城と教会を結んでいるVaraždinの街路は、美しいパステルカラーで彩られており、歩いて回る “散策旅行” に最適です。18世紀、この街は(短期間ではありますが)クロアチア

の首都となりました。当時の貴族たちは、まさにこの地帯に贅沢な住宅を建設し、活動の拠点としました。また、Varaždinは、オスマントルコ紛争の際に、クロアチア北部を守るための防衛地としても活躍しました。新緑の草原に現在も高々とそびえ立つ城が、その事実を物語ってい

ます。幾重もの戦いを見てきた城には、中世の塔が屈強な装丁で誇らしげに立ち並び、ルネッサンス時代の特長が色濃く残った中庭が広がっています。ムニツィパル美術館には、城に関連したコレクションが取りそろえられています。城の反対側には、バロック・セルマグ・パレス主

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催のオールド・アンド・コンテンポラリー・マスターズギャラリーがあります。そのほか、Varaždin( ヴァラジディン ) の有名な美術館には、“世界の虫”を収集した(昆虫)美術館があります。数々の蝶々をはじめ、虫の知られざる生息方法など、

興味深いコレクションが揃っています。園芸が好きな方は、1906 年、Hermann Haller( ヘルマン・ハレル)によって整備された街の共同墓地を訪れるとよいでしょう。箱形に刈り取られた垣根、まるで浮いているように刈り込まれたス

ギの木など、美しい自然のフォルムを一目見れば、園芸と共同墓地の深いつながりを感じることができるはずです。

www.tourism-varazdin.hr

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Ludbreg

ルドゥブレグLudbregは、1513年、ローマ教皇の巡礼地となりました。とある神父が“聖体拝領のパンとワインが、本当にキリストの体と血液なのか” という疑問を持っていたところ、彼の眼前で奇跡が起こり、ワインが実際に血と化したといいます。その血と化したワインはBatthany伯爵家が寄贈した金色の聖骨箱に入れられ、現在にいたるまで聖三位

一体教会に保管されています。Batthany伯爵家の住宅もまた、このエリアを代表する優雅な建造物のひとつとして注目されています。8月の終わりから 9月始めの日曜日には、多くの聖職者が Ludbreg(ルドゥブレグ)を訪れ、色鮮やかなお祭りが行われます。

www.tz-ludbreg.hr

Opeka

オヘカVaraždin( ヴァラジュディン ) 北部の丘には、クロアチアで最も重要なボタニカル・ガーデンと称される Opeka(オペカ)という緑のオアシスがあります。19世紀、Bombelles(ボンベレス)一家によって設立されたこの森林公園は、英国風の洗練された建築が人々を魅了し、すでに荒廃してしまったバロック宮殿に対するネガティブなイメージを

一掃してくれています。森林公園には、希少で、エキゾチックな何百もの生物が世界中から集まってきています。Vinica(ヴィニツァ)の街は、豊富な湧き水とワインでも有名です。どちらでも、あなた好みの逸品をぜひお試しください!

www.dvorci.hr

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DONJA KUPČINA

Baraćeve špilje

Crna Mlaka

KARLOVAC

Plitvička jezera

Dobra

Kupa

OZALJ

SLUNJ

ZAGREB

ザグレブ南西部の最大の魅力は、“川、湖や滝といった自然に囲まれたエリア” であるということです。特に、ヨーロッパの自然界の中でも最高位に値するほど、美しい自然が魅力の Plitvice(プリトゥヴィツェ)自然公園が評判です。街並は、たくさんの歴史的建造物によって彩られており、訪れる人々の期待を膨らませます。

旅行案内南

カルロヴァツドニャ・クプチィナオザリュスルニュプリトゥヴィツェ 自然公園バラチェヴェ・シュピリェ 洞窟

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Karlovac

カルロヴァツ3つの川が合流した地点に位置する Karlovacは、16世紀後期、オスマントルコの攻撃からヨーロッパ中心部を守るために、スティリアのカール大公が築いた街です。街の防壁は過去に破壊されてしまいましたが、ムニツィパル公園では、今なお、星型であった元来の要塞模様を用いています。街の中心部から、草花に覆われた Korana(コラナ)川

の浅瀬へ向かう散歩コースを歩けば、気持ちよさに思わず日光浴をしてみたり、川を泳ぐ白鳥たちにエサをあげてみたくなることでしょう。

www.karlovac-touristinfo.hr

黒コウノトリ Crna Mlaka

ツルナ・ムラカ

ザグレブ・カルロヴァツ高速道路を越えた Crna Mlaka地方は、たくさんの鳥が集う、樹木に覆われた沼沢地です。また、希少な“黒コウノトリ” の生息地であることも有名です。黒コウノトリは、白コウノトリと異なり、人間との接触を極端に避け、森林の中でも特定のエリアにしか巣を作らないという珍しい鳥です。

www.tzzz.hr

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Donja Kupčina

ドニャ・クプチィナザグレブ西部の多くの村々には、今なお、荒廃した農場主の家屋がそのまま形を残しています。たとえば、Karlovacのすぐ南西側に位置する Donja Kupčina村が有名です。地元の文化遺産を展示した小さな美術館、“Zavičajni muzej”( ザヴィチャユニ・ムゼユ)は、地元を愛する人々の気持ちが形となって実現したのです。19世紀ごろに実際に使われていた農業建

造物などが展示されています。また、この地方で織られるリネンや、刺繍を施した数々の衣装も展示されており、美術館は一層華やかに演出されています。

www.tzzz.hr

Ozalj

オザリュOzaljは Karlovac北部、Kupa川の上流に位置する田舎街です。街には、壮大な城がそびえ立っています。クロアチアの 2大有名小説家である Zrinski家とFrankopani家を輩出した街としても有名です。また、城内にある美術館には、Ozaljが最盛期を迎えていた 17世紀の気品高い文化遺産が数多く展示されています。まるで中世のお城のように見えるMunjara(ムニャラ)

は、1908年、Kupa(クパ)川沿いに建てられた水力発電施設です。その美しいデザインは、近代ゴシック様式を真似たスタイルで評判を呼んでいます。なお、Munjaraは、1926年にオーストリア人がタービン(水力などで回転する原動機)を設置して以来、現在もなお作動しています。

www.ozalj-tz.hr

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Slunj

スルニュもしザグレブ地方から Plitvice湖方向へ旅をするなら、ぜひ Slunjにも訪れてください。Slunj は、Korana 川 の 上 流 に位置するヒルサイドタウンです。川のほとりには、Rastoke(ラストケ)地域が広がっており、ここは水の流れが激しいSlunjčica(スリュンチツァ)の小川を動力源にした水車小屋が

数多く軒を連ねています。人工的に作られた、まるで迷路のような水路や木製の橋を見ると、あなたの探究心はきっと刺激されるはずです。川沿いのレストランでは、地元で捕れるトラウト(鮭)を用いたおいしい料理が堪能できます。

www.tz-slunj.hr

ラフティング(いかだの川下り)Karlovac(カルロヴァツ)周辺は、クロアチア観光の最もエキサイティングなアクティビティのひとつである “ラフティング(いかがの川下り)” にぴったりの場所です。中でも、Mrežnica(ムレジュニツァ)川は木々に覆われた丘の中を流れており、いくつかの急流ポイントもあるため、ラフティングに最適です。また、Plitvice湖の最北部から続く Korana川は、水流の激しい深い渓谷を抜けるコースが人気です。少し離れた場所を流れる Kupa川は、峰の高い Gorski kotar(ゴルスキ・コタル)丘から一気に流れる川として評判です。

www.tzkz.hr

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Plitvice

プリトゥヴィツェ 自然公園クロアチアにある保護地帯の中でも、最も広大なエリアであり、“一生の思い出として刻まれる美しい場所” として観光客にも根強い人気を持っている“Plitvice自然公園”。園内で見られるターコイズ色の Plitvice湖

やきちんと整備された人工滝の美しさは、あなたの心にもきっと響くはずです。人工滝は、実際に山を流れる川に堆積した石灰岩などを用いて作られており、現在も開発は続いています。普段は穏やかな Plitvice湖です

が、天候によっては流れは激しくなり、雷も起きます。そんな自然の壮大さを感じてみるのもよいでしょう。雨上がりに耳を澄ませば、カエルたちの幸せそうな鳴き声が聞こえるかもしれません。湖の先にはモミやブ

ナの木々が茂った森林が広がっており、シカ、オオカミ、オオヤマネコや茶色のクマといった奥の動物が生息しています。Plitvice自然公園は、訪れるすべての人たちのためにしっかりと整備されています。湖沿いの

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Baraćeve špilje

バラチェヴェ・シュピリェ ( 洞窟 )Plitvice湖の東部には、穴だらけの石灰岩が洞窟として残るエリアがあります。最も訪れやすいのは、Barać洞窟です。この洞窟は約 40分で探索することができるうえ、石筍が作り出す美しい地下の風景が人気の秘密です。洞窟といえば、“大量のコウモリ” を想像しますが、ま

さにその通り。洞窟内に、コウモリたちの糞が落ちているの事もあります。これもまた、洞窟の楽しみの一つなのかもしれません。

www.baraceve-spilje.hr

道には、車道と区分され舗装された歩道が、さらに、流れの激しい湖上箇所には木製の散歩道が完備されています。入場料には、Plitviceの最も大きい湖をボートで渡るツアーと、公園の東側を巡る鉄道ツアーが無料で含まれています。www.np-plitvicka-jezera.hr

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KRAPINA

PREGRADA

VINAGORA

VELIKI TABOR

KUMROVEC

TUHELJSKE TOPLICE

KRAPINSKE TOPLICEKLANJEC

ZAGREB

クラピナヴェリキ・タボルクムロヴェツクラニェツプレグラダヴィナゴラ

Zagorje(ザゴリエ)西部特有の起伏に富んだ大地の風景は、思わず、おみやげのハガキコレクションに加えたくなるほど美しいと評判です。丘の頂きでは、教会や城が風情ある街並みを作り、青々と茂ったワイン畑が見る者を魅了しています。

旅行案内北西

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Krapina

クラピナZagorje(ザゴリエ)西部の中心地である Krapina(クラピナ)は、まるでプリンのような形をした丘のふもとに位置するエリアです。また、約 3000年前、ネアンデルタール人である、クラピナ人類が生息していた地帯としても有名です。1899年、Krapina(クラピナ)郊外の街、Hušnjakovo(ホゥシュニャコヴォ)にて、Dragutin Gorjanović Kramberger(ドゥラ

グティン・ゴルヤノヴィッチ・クラムベルゲル)が先史時代の化石を発見し、このエリアをヨーロッパの中でも随一のネアンデルタール人の住処として世に広めました。当時、複数のメディアがネアンデルタール人のライフスタイルに関するさまざまな報道をしました。発掘された遺跡からは、ネアンデルタール人が大家族の集団グループを形成して生活していたことや、

哺乳動物を狩猟する際、石器道具を使用していたことなどが判明しました。Trški vrh(トゥルスキ・ヴルホゥ)の丘上で、あでやかにそびえ立つ Sv. Marija 教会はZagorje(ザゴリエ)地方の中でも、最も人気な聖地のひとつです。1669年に地元の巡礼者によって聖地より持ち運ばれた Sv. Marija像の名誉を称え、1750年、教会は建てられまし

た。この教会では、画家アトン・レルヒンゲルによって描かれた美しい天井フレスコが残っている。教会の祭壇はスロベニアの建築家アントン・メルシ及びオーストリアの建築家フィリプ・ヤコブ・シュトラウブによってバロック様式で作られた。

www.krapina.hr www.tzkzz.hr

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Veliki Tabor

ヴェリキ・タボル巨大な円を描くような形が特徴的な Veliki Tabor(ヴェリキタボル)城は、Zagorje(ザゴリエ)地域のトレードマークとして、空高くそびえています。オスマンによる襲撃が続いていた 16世紀に完成し、当時は平和を求める人々の住居としても活用されていました。中庭へ続くルネッサンス様式の廊下は、人々に安らぎを与えるために増築されたと言います。城内にある美術館では、ルネッサンス様式の

家具をはじめ、さまざまな工芸品が展示されています。ヴェリキタボルでタボル映画フェスティバルが行われ、特に短編映画に力を入れています。

www.velikitabor.com

Veronika Desinićka

ヴェロニカ・オブ・デスィニッチ

Veliki Tabor(ヴェリキタボル)を訪れた人の多くは、15世紀、地元の少女と若き小説家 Friedrich Celjski(フリドリッヒ・オブ・ツェーリェ)の恋愛悲話、“Veronika Desinićka” を耳にするはずです。当時、Friedrichは、地元で権力を持っていた Frankopan(プランコパン)一家の女性と結婚していたにも関わらず、Veronika(ヴェロニカ)に惚れ込んでしまい、周囲を仰天させました。一説には、その事実を知った Friedrichの父、Herman Celjski(ハーマン・オブ・ツェリエ)伯爵は、Friedrichと Veronika(ヴェロニカ)を別々の城に監禁しました。その後、Veronikaは魔女として人々に残虐な仕打ちを受け、処刑されました。なお、彼女の遺体は Veliki Tabor(ヴェリキタボル)の壁に埋め込まれたと言います。現在でも、満月の夜には、城内には彼女のうめき声が響き渡るとか……。また、この悲劇のヒロインを主役にした悪霊映画“Veronica Skull” は、Tabor(タボル)映画祭で最優秀賞を獲得しています。

www.taborfilmfestival.com

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Kumrovec

クムロヴェツKumrovec( クムロヴェツ ) は、Zagorje(ザゴリエ)地方のなかでも、家族の日帰り旅行に最適な場所として人気を呼んでいます。伝統的な農業地帯であるKumrovecには、昔の街の様子を再現した美術館(Muzej “Staro selo”)があります。19世紀ごろに主流とされたわらぶき屋根の家々に加え、当時、使用されていた家具や農具などが展示されています。Zagorje(ザゴリエ)

の婦人たちが織りなす刺繍の布から、菓子職人が製造する鮮やかな色合いが特徴のジンジャーブレッド・ハートまで、地域の伝統文化が詰まった美術館です。美術館では、実際に地元の職人たちによる展示品のデモンストレーションが行われているので、あなたもぜひ参加してみてください。

www.mss.mhz.hr

Josip Broz Tito

ヨスィプ・ブロズ・チトー

Kumrovec( クムロヴェツ ) は、Josip Broz(ヨスィプ・ブロズ)(1892-1980)が生まれた場所としても有名な場所です。Josip Brozは、“Tito” という自身の愛称で親しまれる政党を導いたクロアチアの共産党員でした。第二次世界大戦中、Brozは、ユーゴスラビアの反ファシズム主義者たちの抵抗運動を支え、後のユーゴスラビア連邦政府の創設者となりました。クムロヴェツ・ミュージアム・ヴィレッジでは、Titoが住んでいたとされる家の復元をはじめ、彼の成功を物語るに欠かせない数々の代物が展示されています。

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Klanjec

クラニェツ小さな街、Klanjec(クラニェツ)には、17世紀より、黒白の格子しま模様の鐘塔が特徴的な聖フランシスコ教会があります。元々、Erdödy一家の巨大な墓地として親しまれていた教会ですが、最近では、地下納体堂を増築し、修復した Erdödy一家の石棺を飾っています。Emerik

Erdödyが土葬された棺は、ヨーロッパを代表するバロック式の葬式アートのひとつとして知られています。教会の反対側には Klanjec(クラニェツ)で生まれた彫刻家Antun Augustinčić( ア ン ト ゥン・アウグスティンチッチ)(1900-1979) を記念して建てら

れたギャラリーがあります。Antun Augustinčićは、生前、ザグレブとパリで学び、芸術家として大活躍しました。なお、彼の代表作である “平和” と名付けられた騎手の像は、ニューヨークの国際連合本部に飾られています。クラニェツのとある教会の前には彼のためにギャラ

リーが建てられ、彼自身もそこに埋葬されていますが、そのギャラリーには “平和” 像のレプリカが飾られ、いちばんの見所となっています。

www.klanjec.hr www.gaa.mhz.hr

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Pregrada

プレグラダKrapinske Toplice北部に位置する小さな街、Pregrada(プレグラダ)には、“巨大なツインタワー”が特徴の教会があります。地元では、そのサイズの大きさから “Zagorje(ザゴリエ)大聖堂” という愛称で親しまれており、日々、ザグレブの全地域に

向けたオルガンの美しい音色が響き渡っています。9月の最後の週末に、Pregradaでは “Branje grožđa( ブドウの収穫祭 )” が行われ、人々は踊り、歌い、お祝いを楽しみます。

www.pregrada.hr

Vinagora

ヴィナゴラVinagoraの街は、Pregrada(プレグラダ)から少し西へ向かった先にあります。まるで絵に描いたように美しく、優雅に佇むPilgrimage Church of St Maryは、この街の名所として親しまれています。その昔、教会は敵の攻撃から守るために要塞としても

使われていました。現在は、壮大なパノラマビューが評判のアーチ状に続く廊下が人々を魅了し、Zagorje(ザゴリエ)特有の気品高い風景を作り出しています。

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クロアチア国歌Terme Tuhelj(テルメ・トゥヘリュ)のすぐ後ろにある Mihanović(ミハノヴィッチ)宮殿は、18世紀に活躍した詩人かつ、外交官の Antun Mihanović((アントゥン・ミハノヴィッチ)1796-1861) を記念して名付けられました。Mihanovićは、宮殿の持ち主であった Brigljević(ブリグリェヴィッチ)伯爵夫人の弟で、生前、彼もしばしここを訪れていたようです。Zagorje(ザゴリエ)の美しい風景にインスパイアされて作った、Mihanovićの代表作のひとつ、Lijepa naša(リイェパ・ナサ)(美しき祖国)は、後にクロアチア国歌となりました。

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出版社 ザグレブ観光局

テキスト ジョナタン・ボウスフィルド

翻訳 メディア・トランスレーション

プルーフリーディング 倉石綾子

写真 ブランコ・バラシコ ジェリュコ・ガシュパロヴィッチ マリオ・フラチャ ジェリミル・ホルヴァト ロメオ・イブリシェヴィッチ ラーデ・ユグ チホミル・コヴァチェヴィッチ ゴラン・クプレシャニン サシャ・プヤニッチ トミスラヴ・ラスティッチ エルヴィン・シリッチ トミスラヴ・スクロパン トミスラヴ・ヴライニッチ ゴラン・ヴラニッチ マティヤ・スクリェニ博物館(公文書) メドヴェドニツァ自然公園(公文書) 労働者博物館(公文書) ヴァラジュディン・バロック・イブニング

(公文書)

アートディレクター イヴァン・ドロギ

デザイン・レイアウト DZN ストゥディオ

印刷 Kerschoffset

ISBN 978-953-228-045-6

ザグレブ観光局 10000 Zagreb

Kaptol 5

www.infozagreb.hr

[email protected]

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