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Connected Industries関連政策の進捗等について 20186経済産業省

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「Connected Industries」関連政策の進捗等について

2018年6月経済産業省

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重点取組5分野の進捗

○自動走行分科会○ものづくり・ロボティクス分科会○バイオ分科会○素材分科会○プラント・インフラ保安分科会○スマートライフ分科会

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①データ収集・利活用:安全性評価技術の強化 自工会が作成した国高速道路のユースケースを活用して、日独産業政策対話を実施【2017年11月、

2018年3月】し、自工会と独PEGASUS間の協力をサポート【2018年4月】 国内トラック4社で通信プロトコルを合意し、世界初となるマルチブランドでのCACCの技術を活用した後続車

有人隊列走行の実証【2018年1月】を行い、4社でCACCに関するデータを共有 業界協調により、交通流観測データ等を収集・共有しシナリオを作成【2018~2020年度】 トラック隊列走行について、異なる積載量が与える影響の評価、様々な道路環境の高速道路における公道実証【2018年度】

②AIシステム開発:ラストマイル自動走行実証でのAIの活用 ラストマイル自動走行実証において、AIシステムを活用した乗員の乗降・着座状態を推定する技術を開発し、

遠隔監視・操作支援技術を向上。 遠隔監視・操作者負担の軽減、その効果による1:N実証【2018年度】

③人材確保・育成:自動走行高度化のためのソフトウェア人材育成 スキル分類と整理並びに国内外にけるソフトウェア人材の育成・引き付け・生産性向上に関する調査。 人材育成WGを立ち上げ、スキル標準策定や人材育成講座の在り方を検討【2018年度】

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自動走行分科会② 主要検討成果及び今後の取組の方向性

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①データ利活用の最大化に向けたデータ流通の仕組み• 工場で発生するデータの共有を推進すべく、エッジ、フォグのレイヤーでの仕組み構築に向けたWGを設置。• 競争と協調をバランスさせつつ、プラットフォーム間が緩やかに繋がる仕組みの構築を検討。• 具体的には、データの記述方法を規定する「データプロファイル」に加え、送付するデータの処理条件等を規定する「サービスプロファイル」を定めることにより、配達証明付き郵便局のようなシステムの構築を目指す。

• イメージの共有も含め、具体的事例を想定しながら検討を進めるべくユースケースを策定し、デモ実装を実施。今後、政府の開発・実証予算等も活用しつつ、データ流通システムの開発を目指す予定。

• 独(”Industrial Data Space”)・米(IICも関心)との連携も視野に取り組む。

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ものづくり・ロボティクス分科会② 主要検討成果及び今後の取組の方向性

②国際標準化、サイバーセキュリティ• つながるための共通基盤となる国際標準、サイバーセキュリティについては、日独連携による専門家会合が機能して

おり(日本側窓口:RRI)、日独連携を軸に取組が進捗。• 国際標準、セイバーセキュリティともに連携成果を共同文書にとりまとめ、公表。• 今後、これら連携成果をISO/IEC等でも打ち出し、国際的な議論の牽引を目指す。

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③人材育成、研究開発• 経産省において、デジタル時代のモノづくりへの対応に向け、90年代のIMS(Intelligent Manufacturing

System)プロジェクト以来の本格的な研究開発の国プロの組成を検討中。(2019年度の本格的国プロ化を検討)• 当該国プロの中で、今日必要な人材育成を、産学官の連携・コミットメントの下、実現を図る等も検討。

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ものづくり・ロボティクス分科会③ 主要検討成果及び今後の取組の方向性

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④中小企業支援 「スマートものづくり応援隊」の一層の充実・活用(拠点数増、補助金との連携等)

• カイゼンに加えてIoT・ロボット等の導入指導が行える人材育成を各地域で推進。2018年度に約40拠点を目指す。

• ものづくり補助金(29補正予算)において、これら専門人材活用の人件費を別途費用計上できるよう運用を変更。

支援機関間の連携強化• 多岐にわたるスマート製造関係者が一堂に集まり、取組を相互に紹介しあう会合を初開催(昨年

12/1)。(RRI、スマートものづくり応援隊、地方版IoT推進ラボ、商工会議所、IVI、ITコーディネータ協会等)

• 地域での取組が点から面となるよう、今後連携を一層強化。 先進事例の共有、利用者の視点から情報を再整理

• 日独連携の一環としてRRIにおいて収集したオンライン・ユースケースマップ(210事例を収集)を整理・体系化。IoT活用の目的と高度化レベル等を軸に整理し、一層の見える化を図り、取組促進に役立てる。

• また、ユースケースをユーザーが随時新規登録できる仕組みについても検討を推進。

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ものづくり・ロボティクス分科会④ 主要検討成果及び今後の取組の方向性

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④中小企業支援 ツール情報の共有、利用者の視点から情報を再整理

• 中小企業向けIoTツール情報をRRIが公募。2016年106件、2017年124件を使用場面ごとに整理し公表。昨年は個々ツールを繋げての使い方を記載したレシピも公募・公表(28件)。

• さらに、集まったツール情報を精査・分析し、優れたツール約30件について、さらに分かりやすく情報を再整理。

• 動画があるものについてはリンク先を紹介するとともに、動画作成等も促すべく、モデル的な動画作成のガイドを作成。なお、動画に関しては、日商においてもIoT導入活用事例動画を作成。

テストベッド(ショーケース、体験コーナー)• テストベッド設置の動きとしては、4月に茨城県の公設試が開設、東京都の公設試が今秋に開設予定の他、九州地域においても、経産局が関与しながら、熊本や佐賀、北九州等で検討推進。岐阜県等でも。

• 国では産総研において、人工知能技術とものづくり技術を融合し、社会実装を推進する模擬的な実証環境(模擬工場等を含む)を有するグローバル研究拠点を整備予定。

「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」の設立• FAやロボットの中小企業等への導入促進にはシステムインテグレータ(SIer)の育成・強化が重要。• このため、SIer業界のネットワークの構築や経営基盤の強化、業界標準の策定、人材確保・育成支援等を

行う、SIerにとっての共通的な基盤となる組織の設立を目指し、「FA・ロボットシステムインテグレータ協会」の会員募集を5月より開始し、7月に正式設立を予定。

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バイオ分科会② 主要検討成果及び今後の取組の方向性

①産業界と公的機関のデータ利活用/公的機関のさらなる連携・融合 爆発的に増加するバイオ関連データや数多くあるデータベースが有効活用されていない、企業等からのプライベー

トデータの連携が不十分、データ解析系人材(バイオインフォマティシャン、データサイエンティスト)の不足 ナショプロ等による産学連携および産産連携の促進,バイオ・インフォマティックス人材の育成(リカレント教育の

仕組み作り)

②革新的バイオ素材・高機能品開発/循環型社会の実現 モノつくりバイオ技術(合成生物学)は欧米が先行、原料入手が高コストで産業化に大きな負担/バイオ化学

品製造はダウンストリームに課題、欧米であるようなバイオ化学品を活用する政策的仕組みがない データを有効に活用した日本発の優位技術の開発(産官学連携強化)、日本産業に適したバイオプリファード

制度(仮称)の設置

③食による健康増進・未病社会の実現 食の機能性に対する科学的エビデンスの蓄積不足、医療データの食開発への利活用が困難、食薬区分等の

制度的な制約 食の機能性に関する科学的エビデンスの蓄積促進、市場への訴求性拡幅(トクホ・機能性表示制度の更なる

活用、食薬区分の見直し議論

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素材分科会② 主要検討成果及び今後の取組の方向性

③ケミカル×デジタル人材の育成プログラムの構築 データ科学を理解する化学系人材のカリキュラムの開発。日本化学会等の協力を得て学生及び社会人に向け

た教育コースを開設。 【2019年春まで】

①製品・未活用技術データの共有プラットフォームの構築 未活用リソースを、異業種やベンチャーを含め広く有償で流通可能とするデータプラットフォームを構築。生産性

向上特別措置法にもとづく「データ共有事業者」の大臣認定を目指す。【2019年春まで】

②AI活用型素材開発のための標準データフォーマット・AIツールの整備 産総研AIセンターを中心に、化学産業や国の研究機関、技術研究組合や独法などのマテリアルズ・インフォマ

ティクス関係者による検討プロジェクトを立ち上げ、標準データフォーマット案の策定、公開データ向けマイニングAIツールの開発を目指す。【2019年春まで】

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プラント・インフラ保安分科会② 主要検討成果及び今後の取組の方向性①プラント設備の損傷・腐食等に係る予測モデルの開発とデータ共有の仕組みの構築<スマート保安の実現>● 石連7社が内面腐食、石化協13社が外面腐食について、それぞれデータを出し合い予測モデルを構築。

また、一般損傷確率のデータベースの構築を実施。● 関係業界の協力の下、JPEC (石油エネルギー技術センター)を核に、プラントデータの相互共有や、各解析モデルの連携による効果検証等を実施し、共有の仕組の自立化、「データ共有事業者」の大臣認定を目指す。

【実証は2018年度まで、2019年度より自立化を目指す】

②プラント保安分野に特化したガイドライン等の整備(4月公表)<データ連携等のメソッドを普及啓発>● データの利用に関する契約ガイドライン:プラント保安分野での具体的なユースケースを想定し、モデル契約書と、

各条項の解説を掲載。適切なデータ保護と、データ提供者にとっての具体的なメリットに言及。● IoTセキュリティ対応マニュアル:IoT機器を活用した際に生じる外部接続を類型化し対策を分かりやすく整理。→本年度、事業者に活用してもらい、フィードバックを得て、より使いやすい内容に改定を実施。【2018年度中】

④電力保安分野におけるデータやドローン等の活用●風力発電設備の事故予兆検知等に必要なデータ項目を精査すると共に、大手電力会社と協力し送電線点検におけるドローンやAI等の活用に向けた技術的・制度的課題を整理。【2018年度中】

③保安現場へのIoT導入・活用に係るエキスパート人材の育成● 業界全体で600人程度の保安×IoT活用のエキスパート人材の育成を目指し、業界団体や主要な学会・大

学等と連携してリカレント教育の講座を組成。 【2018年度中】

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スマートライフ分科会② 主要検討成果及び今後の取組の方向性

①多様なユースケースの創出 これまで「スマートライフ」分野はビジネス化が難しかった中で、データを活用するサービス事業者、データを連携する

プラットフォーマー、データを提供する機器メーカーが、それぞれにとってWinWinになるモデルケースを構築 特に大きな社会課題となっている高齢化社会に対して、データを活用したソリューションを提供し、健康を軸とした消費者メリットを創出する

ユースケースの積極的な情報発信によって参入事業者の拡大、幅広い普及に努める 高齢化などの課題先進国である日本で成功したサービス事例を、グローバルにも展開することを検討していく

②サービス事業者の参画に対応した他社間連携に必要な要件の深堀り 有効なデータ活用の促進

• データ項目のフォーマット(データカタログ)について、運用・管理まで含めたガイドラインα版を策定し、実運用に向けた活動につなげていく

セキュリティ・製品安全の深堀り• サービス事業者、プラットフォーマー、機器メーカーそれぞれがリスク評価(①守るべき資産の特定、②脅威・脆

弱性の洗い出し、③リスクの影響規模、④対策の検討)を行い、責任分界点について掘り下げ プライバシーデータの取扱い

• 複雑なデータの流通における、本人の同意取得のあり方について検討し、考え方をまとめる• プライバシーデータの流通を本人同意のもと一括して信託する仕組み(情報銀行)の導入可能性について

検討

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横断的取組の進捗

1.「産業データ共有事業の認定制度」の創設2.データ提供要請制度3.データの不正取得等に対する救済措置の創設

-不正競争防止法(平成30年改正)-4.IoT投資の抜本強化(コネクテッド・インダストリーズ税制の創設)5.AI・データの利用に関する契約ガイドライン6.産業データ活用促進事業(平成29年度補正予算事業)7.AIシステム共同開発支援事業(平成29年度補正予算事業)

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対象設備 特別償却 税額控除3%

(法人税額の15%を限度)

5%(法人税額の20%を限度)

ソフトウェア器具備品機械装置

30%

4.IoT投資の抜本強化(コネクテッド・インダストリーズ税制の創設)(所得税・法人税・法人住民税・事業税)

【計画認定の要件】①データ連携・利活用の内容・社外データやこれまで取得したことのないデータを社内データと連携

・企業の競争力における重要データをグループ企業間や事業所間で連携

②セキュリティ面必要なセキュリティ対策が講じられていることを

セキュリティの専門家(登録セキスペ等)が担保③生産性向上目標投資年度から一定期間において、以下のいずれ

も達成見込みがあること・労働生産性:年平均伸率2%以上・投資利益率:年平均15%以上

認定された事業計画に基づいて行う設備投資について、以下の措置を講じる。

【対象設備の例】データ収集機器(センサー等)、データ分析により自動化する

ロボット・工作機械、データ連携・分析に必要なシステム(サーバ、AI、ソフトウェア等)、サイバーセキュリティ対策製品 等

一定のサイバーセキュリティ対策が講じられたデータ連携・利活用により、生産性を向上させる取組について、それに必要となるシステムや、センサー・ロボット等の導入に対して、特別償却30%又は税額控除3%(賃上げを伴う場合は5%)を措置。

事業者は当該取組内容に関する事業計画を作成し、主務大臣が認定。認定計画に含まれる設備に対して、税制措置を適用(適用期限は、平成32年度末まで)。

最低投資合計額:5,000万円※ 計画の認定に加え、継続雇用者給与等支給額の対前年度増加率≧3%を満たした場合。

課税の特例の内容

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【参考】産業データ共有促進事業 1次公募採択者一覧(13件)幹事社名 (共同申請者・コンソーシアム事業者) 事業概要公益社団法人 関西経済連合会(国立循環器病研究センター、田辺三菱製薬、日本ユニシス)

健康・医療等のパーソナルデータを自組織内で解析、結果を統計データ化し集約(仮想統合)することでビッグデータ化、それを用いた新商品・サービス創出の可能性を検証、あわせて、プラットフォーム化の可能性を検証する。

国立がん研究センター(ファインデックス、デジタルデータソリューション)

病院内部の患者情報や診療データ、紹介元・紹介先及び患者や家族の診療外データ等を患者同意のもとに収集し一元的に管理する環境を構築する。収集したデータを共有し、産業創出につなげる。

さくらインターネット株式会社 JAXA保有衛星データと欧州宇宙機関等の海外データとの連携・共有可能性の調査及び国内地上空間データ統合API等の開発事業。共通基盤としての衛星データ及びAPIの環境整備を行う。

株式会社JTB(エブリセンスジャパン株式会社)

宿泊ビッグデータを保有する観光予報プラットフォームを基本にし、観光に関する多様なデータを継続的に蓄積する仕組みを構築する検証事業。

学校法人 慈恵大学(株式会社アルム)

医療機関等からの医療情報とヘルスケアデバイスのデータを個人同意の上で多面的なPHRとして統合し、二次利用を行うことでサービス改善や新規サービス創出を推進する。

株式会社シップデータセンター 運航データの収集・蓄積等、船舶に関わるデータ基盤を構築、一元管理することで利活用が促進される環境を整備、産業界全体におけるビックデータの活用機会を最大化する。

一般財団法人 石油エネルギー技術センター 業界横断的に製油所の各種データや解析モデルをプラットフォーム上に共有し、製油所保安へ適応する。他業界からも多くのデータを収集し、解析モデルの適用を検討する。

株式会社大学成績センター(日本オープンオンライン教育推進協議会)

現在、一部企業の新卒採用場面の利用に限られている履修履歴データの利用を社会人でも継続可能とするDBとすることで、さらなる履修履歴データの共有・利活用を推進する。

ダイナミックマップ基盤株式会社(株式会社スマートドライブ)

高精度3次元地図データの共有を行う事業効率的な地図メンテナンスや自動走行・安全運転支援システムでの利活用に貢献する。

株式会社ちとせ研究所(三井化学、味の素)

微生物等の培養に関する基礎データを収集、共有する事業。最適な培養条件を決定するAI分析等にて、バイオ産業の生産性効率を目指す。

株式会社日本総合研究所(慶應大、ウォーターセル株式会社)

自律多機能型農業ロボットの各種センサーやデバイス等を利用し、農作業、植物体、土壌、気象、市況等のデータを収集・共有し、農業者、流通業者、メーカー等の連携や新サービス創出の基盤を構築。

日本電気株式会社(中部電力、関西電力、アイホン株)

街頭カメラや車載カメラ等で収集した映像データを基盤上に管理・共有し、人流データ等から都市計画へ貢献、また顔特徴データから宅配事業者他へ新サービス展開を図る。

横河ソリューションサービス株式会社(Hmcomm、日本ゼオン株式会社)

パイプラインを含む生産プロセスラインで発生する音声を収集、AI解析を用いて、パイプの「つまり」を中心としたプロセス異常の予知・予兆把握に活用する。

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その他関連政策

○第四次産業革命スキル習得講座認定制度○サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク○受発注EDIと金融EDIの連携によるサプライチェーンの生産性向上○分野横断のデータ標準化の検討

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Society5.0/Connected Industriesの進展に対応した『サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク』の策定 Society5.0、Connected Industriesの進展によって複雑化していくサプライチェーンのサイバーリスクに対応する新たな対策フレームワークの原案を作成。

IoTやビッグデータの活用などに伴う新たなリスクに対応するため、産業社会を三層(企業間、フィジカルーサイバー、サイバー空間)に分類した新たなアプローチを提示。今後、パブリックコメント(日本語版、英語版)を踏まえて修正。

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サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワークの実装の方向性 『サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク』は、対策の枠組み(チェックポイント)を示したものであり、セキュリティ水準(対策の強度)を示すものではない。

産業分野ごとに守るべきものやリスクに違いも存在するため、産業分野ごとにセキュリティ水準の検討を進めていく。また、分野ごとの検討を進めた上で、分野横断的課題を相互にフィードバックし、分野に共通する対策を洗い出す等の取組を進めていく。

『サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク』と分野別におけるセキュリティ対策のイメージ

三層別アプローチ 必要な対策の事例

1. 企業間のつながり(主体の信頼)

セキュリティポリシーの策定、体制の整備事業継続計画又はコンティンジェンシープランへの反映

・・

2. フィジカル空間とサイバー空間のつながり

(機能の信頼)

セキュリティ対策が施されたIoT機器の導入

セキュリティバイデザインの実践・・

3. サイバー空間におけるつながり(データの信頼)

信頼できるサービスサプライヤーの選定サイバー空間における接続相手の認証

・・

必要なセキュリティ水準

対策のポイントを踏まえて産業分野ごとに検討

サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク 分野別セキュリティガイドライン

確認手段として、認証(ISMS、CC等)やトラストリスト等の仕組みの検討

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【参考】受発注EDIと金融EDIの連携によるサプライチェーンの生産性向上 中小企業の取引においては、発注側企業ごとに複数のシステムが存在し、やり取りも電話・FAXが主流である等、システム間のデータ連携の基盤がない状況。

そこで、国際標準に準拠した共通辞書を用いて、業種・地域毎にEDIの仕組みを構築し、システム連携等を行う実証事業を実施(29年度)。さらに、30年度は金融EDIの活用により商流情報と送金情報のデータ連携を行う実証事業を実施中。

① 発注側企業が独自にシステムを構築② 受注側企業は発注側企業毎の複数のシステムを導入③ 中小企業は電話・FAXによるやり取りのまま

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受発注業務のIT化(商流EDI)の実態 業種の垣根を越えたデータ連携を実現

※受注企業はプロバイダー1社と契約すれば複数の発注企業とやり取り可能

手間やコストが膨大/データの連携や活用が不可能 受発注に加え、金融EDIの連携を実現することで、受発注から入金までのシステム間連携を目指す

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