IoT 国際競争力指標(2016 年実績...

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平成 30 年1月5日 IoT 国際競争力指標(2016 年実績)」の公表 総務省は、我が国の ICT 産業の国際競争力の強化に向けた測定指標である「IoT 国際競争 力指標(2016 年実績)」をとりまとめましたので、これを公表します。 主要 10 か国・地域の企業 1500 社を対象として、IoT 市場と従来の ICT 市場とに分け、 2016 年のサービス・商品の金額ベースのシェアと、研究開発や M&A 等潜在的な競争力の指 標を基に、国・地域ごとのスコア及び順位を算出したところ、我が国は、総合順位では 2 となりました。 概要 総務省では、我が国の ICT 産業の国際競争力の強化に向けた測定指標として、2008 年から ICT 国際競争力指標」を公表してきました。 2015 年実績からは、 IoT 社会が到来しつつある 中、ICT 関連のサービス・製品のシェアに加え、 ICT 産業を、「スマートシティ関連部材・機器」や「コネクテッドカー関連部材・機器」 等から成る「IoT 市場」と、それ以外の「従来の ICT 市場」とに分けて分析 主要な 10 か国・地域(※)の企業競争力について、シェアをスコア化し、総合ランク を算定 「サービス・製品の競争力」と、研究開発やファイナンス等から成る「潜在的な競争 力」に関する指標により算出 などの特徴を有する「IoT 国際競争力指標」を公表しています。 日本、米国、ドイツ、韓国、中国、フランス、オランダ、スウェーデン、フィンランド、台湾の 10 か国・地域。IoT 分野に注力している企業が存在する国・地域について、世界経済フォーラム(WEF による「ICT 分野の国際競争力ランキング」及び国際電気通信連合(ITU)による「ICT 開発指数」の 結果を参考に選定。 WEF ICT 分野の国際競争力ランキング http://reports.weforum.org/global-information-technology-report-2016/networked-readiness- index/ ITU ICT 開発指数 http://www.itu.int/net4/ITU-D/idi/2017/index.html

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平成 30 年1月5日

「IoT国際競争力指標(2016年実績)」の公表

総務省は、我が国の ICT産業の国際競争力の強化に向けた測定指標である「IoT国際競争

力指標(2016年実績)」をとりまとめましたので、これを公表します。

主要 10 か国・地域の企業 1500 社を対象として、IoT 市場と従来の ICT 市場とに分け、

2016年のサービス・商品の金額ベースのシェアと、研究開発や M&A等潜在的な競争力の指

標を基に、国・地域ごとのスコア及び順位を算出したところ、我が国は、総合順位では 2位

となりました。

1 概要

総務省では、我が国の ICT 産業の国際競争力の強化に向けた測定指標として、2008 年から

「ICT国際競争力指標」を公表してきました。2015年実績からは、IoT社会が到来しつつある

中、ICT関連のサービス・製品のシェアに加え、

① ICT産業を、「スマートシティ関連部材・機器」や「コネクテッドカー関連部材・機器」

等から成る「IoT市場」と、それ以外の「従来の ICT市場」とに分けて分析

② 主要な 10か国・地域(※)の企業競争力について、シェアをスコア化し、総合ランク

を算定

③ 「サービス・製品の競争力」と、研究開発やファイナンス等から成る「潜在的な競争

力」に関する指標により算出

などの特徴を有する「IoT国際競争力指標」を公表しています。

※ 日本、米国、ドイツ、韓国、中国、フランス、オランダ、スウェーデン、フィンランド、台湾の 10

か国・地域。IoT 分野に注力している企業が存在する国・地域について、世界経済フォーラム(WEF)

による「ICT分野の国際競争力ランキング」及び国際電気通信連合(ITU)による「ICT開発指数」の

結果を参考に選定。

WEF ICT分野の国際競争力ランキング

http://reports.weforum.org/global-information-technology-report-2016/networked-readiness-

index/

ITU ICT開発指数 http://www.itu.int/net4/ITU-D/idi/2017/index.html

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2 結果概要

主要 10か国・地域の企業 1500社を対象として、IoT市場と従来の ICT市場とに分け、各国

企業のサービス・製品の金額ベースのシェアと、研究開発や M&A等潜在的な競争力の指標を計

16項目にまとめ、それぞれ国・地域ごとのスコア及び総合順位を算出したところ、我が国は、

総合順位では 2015年に続き 2016年も2位となりました。

※上記2015年スコアは2016年の変更点を踏まえたもの

2016年の結果の特徴は次のとおりです。

1位は米国。IoT市場、従来の ICT市場ともにシェアが高いサービス・製品が多いため、ス

コアも他国企業を圧倒。

2位は日本。5項目のサービス・製品で 20%以上のシェアを有する。ただし、前年比でスコ

アは微減。多くのサービス・製品でシェアは低下傾向。従来の ICT市場では今回中国と順位が

入れ変わる(2→3位)。

日本のシェアが 1位のもの(及びシェア)は、スマート工場 37%、家電・OA機器 39%、半導体 29%など。

3位は中国。従来の ICT市場ではシェアが上昇し今回日本と順位が入れ変わる(3→2位)。

総合スコアでも日本とは僅差になる。

総合スコア4位以下は、特定のサービス・製品でシェアが高い(例:韓国の情報端末及び家

電・OA機器、ドイツのスマートエネルギー及びスマート工場)国・地域もあるが、平均的なシ

ェアは低い。

詳細は別添資料をご覧ください。

3 別添資料

別添 IoT国際競争力指標 (2016年実績)

連絡先:情報通流通行政局

情報通信政策課 情報通信経済室

担 当:品川専門職、加納官

電 話:03-5253-5744

F A X:03-5253-6041

総合 IoT市場 ICT市場順位 スコア 順位 スコア 順位 スコア

米国 1位 65.5 1位 64.6 1位 66.3

日本 2位 57.6 2位 60.8 2位 54.5

中国 3位 54.8 3位 56.7 3位 52.9

独国 4位 48.8 5位 48.7 5位 48.9

韓国 5位 48.4 6位 47.1 4位 49.7

オランダ 6位 47.0 4位 49.3 10位 44.7

フィンランド 7位 45.6 10位 43.1 6位 48.2

スウェーデン 8位 44.7 9位 43.3 7位 46.2

仏国 9位 44.6 8位 44.0 9位 45.2

台湾 10位 44.6 7位 43.7 8位 45.4

(参考)2015年のシェアを基にした順位及びスコア 2016年のシェアを基にした順位及びスコア

総合 IoT市場 ICT市場順位 スコア 順位 スコア 順位 スコア

米国 1位 67.7 1位 66.6 1位 68.7

日本 2位 57.1 2位 60.9 3位 53.3

中国 3位 55.8 3位 55.8 2位 55.8

韓国 4位 47.7 6位 46.4 4位 49.1

独国 5位 47.0 4位 47.9 6位 46.0

オランダ 6位 46.3 5位 47.6 9位 44.9

台湾 7位 45.1 7位 44.2 8位 45.9

フィンランド 8位 44.8 9位 43.5 7位 46.0

スウェーデン 9位 44.6 10位 43.0 5位 46.2

仏国 10位 44.0 8位 43.9 10位 44.0

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IoT国際競争力指標(2016年実績)

2018年1月総務省情報通信経済室

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主要10か国・地域企業別ランキング・スコア 2

総合 IoT市場 ICT市場順位 スコア 順位 スコア 順位 スコア

米国 1位 65.5 1位 64.6 1位 66.3

日本 2位 57.6 2位 60.8 2位 54.5

中国 3位 54.8 3位 56.7 3位 52.9

独国 4位 48.8 5位 48.7 5位 48.9

韓国 5位 48.4 6位 47.1 4位 49.7

オランダ 6位 47.0 4位 49.3 10位 44.7

フィンランド 7位 45.6 10位 43.1 6位 48.2

スウェーデン 8位 44.7 9位 43.3 7位 46.2

仏国 9位 44.6 8位 44.0 9位 45.2

台湾 10位 44.6 7位 43.7 8位 45.4

ポイント(案) 米国は、IoT市場、従来のICT市場ともにシェアが高いサービス・製品が多いため、スコアも他国を圧倒。シェアが1位のもの(及びシェア)は、ヘルスケア38%、クラウド78%、固定系ネットワーク機器49%、情報端末48%など※2。

日本は、5項目のサービス・製品で20%以上のシェアを有し、総合順位は2位に。ただし多くのサービス・製品でシェアは低下傾向。従来のICT市場では今回中国と順位が入れ替わる(2→3位)。シェアが1位のもの(及びシェア)は、スマート工場37%、家電・OA機器39%、半導体29%など※3 。ただし、前年比でスコアは微減となり3位中国との差も縮小。シェアが高いサービス・製品も経年では低下傾向。

中国は、従来のICT市場ではシェアが上昇※3し、日本と順位が変わる(3→2位)。総合順位は3位で総合スコアでも日本とは僅差になる。従来のICT市場でシェアが1位のもの(及びシェア)は、ネットワークバックボーン機器41%、携帯基地局38%など。シェア2位~3位のものは、スマートフォン21%、PC24%、タブレット36%、テレビ35%など※3 。

総合スコア4位以下の国・地域は、特定のサービス・製品でシェアが高い国・地域もあるが、平均的なシェアは低い※2、※3。(例:韓国の報端末及び家電・OA機器、ドイツのスマートエネルギー及びスマート工場)

(参考)2015年のシェアを基にした順位及びスコア 2016年のシェアを基にした順位及びスコア

※1 調査項目、ランクの算出手法→P.4〔参考1〕、P.5〔参考2〕参照

※2 サービス・製品各中項目の国別シェア推移→P.6〔参考3〕参照

※3 サービス・製品各小項目の国別シェア→P.7〔参考4〕参照

※4 サービス・製品各中項目の世界市場規模の推移→P.8〔参考5〕参照

※5 潜在的な競争力指標(研究開発、ファイナンス、標準化)→P.9~11〔参考6~8〕参照

※6 分析に使用した主な企業 →P.13〔参考9〕参照※7 前回公表分からの主な変更点 →P.14〔参考10〕参照

主要10か国・地域の企業1500社を対象として、IoT市場と従来のICT市場とに分け、各国企業のサービス・製品の金額ベースのシェアと、研究開発やM&A等潜在的な競争力の指標を計16項目にまとめ、国・地域ごとのスコア及び順位を算出※1、※2。

我が国は、総合順位では2位に。

ポイント 参考資料(P.4~)の構成

総合 IoT市場 ICT市場順位 スコア 順位 スコア 順位 スコア

米国 1位 67.7 1位 66.6 1位 68.7

日本 2位 57.1 2位 60.9 3位 53.3

中国 3位 55.8 3位 55.8 2位 55.8

韓国 4位 47.7 6位 46.4 4位 49.1

独国 5位 47.0 4位 47.9 6位 46.0

オランダ 6位 46.3 5位 47.6 9位 44.9

台湾 7位 45.1 7位 44.2 8位 45.9

フィンランド 8位 44.8 9位 43.5 7位 46.0

スウェーデン 9位 44.6 10位 43.0 5位 46.2

仏国 10位 44.0 8位 43.9 10位 44.0※上記2015年スコアは2016年の変更を踏まえたもの

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総合スコアの推移 3

今回公表分からのスコア算出手法を2013年分のデータまで遡及し、2013年~16年のスコアを算出。米国はIoTスコア、ICTスコアともに上昇傾向。中国は、2016年のICTスコアの伸びが著しく、総合スコアでも上昇傾向。我が国は総合スコアでは横ばい傾向。

総合スコアの推移 IoTスコアの推移 ICTスコアの推移

データ取得上の制約から、前頁の調査項目のうち、チェアマン・幹事企業数は2016年のみスコア算出に使用。

57.2 56.9 57.6 日本, 57.1

64.3

66.5 65.5

米国, 67.7

47.1 48.2

48.8

独国, 47.0

50.2

50.5

48.4

韓国, 47.7

52.8 54.8 54.8

中国, 55.8

40

45

50

55

60

65

70

2013 2014 2015 2016

59.4 58.7

60.8 日本, 60.9

64.2 65.1 64.6

米国, 66.6

48.1 48.7 48.7

独国, 47.9

47.4 47.9 47.1

韓国, 46.4

54.1

56.5 56.7 中国, 55.8

40

45

50

55

60

65

70

2013 2014 2015 2016

55.0 55.1 54.5

日本, 53.3

64.3

67.9

66.3

米国, 68.7

46.1 47.6

48.9

独国, 46.0

52.9 53.1

49.7 韓国, 49.1 51.6

53.0 52.9

中国, 55.8

40

45

50

55

60

65

70

2013 2014 2015 2016

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〔参考1〕 IoT国際競争力指標の構成(レイヤー別) 4

サービス・製品の競争力

潜在的な

競争力

ネットワーク※1

端末※3

研究開発

ファイナンス

標準化

E1. ICT市場のR&DICT市場のR&D拠点数、研究開発費

A. クラウド IaaS / PaaS / CaaS / PaaS

IoTの進展等による成長市場(IoT市場)従来のICT市場(ICT市場)

C. 半導体 MEMSセンサ、画像センサ、MCU、ディスクリート半導体、高周波半導体キーデバイス※2

F1.ICT市場のM&AICT市場のM&A金額

E2. IoT市場のR&DIoT市場のR&D拠点数

F2. IoT市場のM&AIoT市場のM&A金額

D1.情報端末PC / スマートフォン / タブレット

D2. 家電・OA機器テレビ / DVD・BDレコーダ/ コピー機/ プリンタ / デジタルカメラ / ポータブルゲーム機 / 据置型ゲーム機

B1. 固定系ネットワーク機器ルータ/スイッチ/ネットワークバックボーン機器/FTTH機器/ブロードバンドCPE/サーバ

B2. 移動系ネットワーク機器携帯電話基地局/小型携帯電話基地局/Wi-Fiアクセスポイント

G. IoT関連標準化IoT関連標準化団体参加企業数、チェアマン・幹事企業数

プラットフォーム

サービス・アプリケーション

D3.スマートシティ

ウェアラブル(情報・

映像)/デジタルサイネージ/監視カメラ*

D4.ヘルスケアウェアラブル(スポーツ・フィットネス)/コンシューマヘルスケア機器/X線/超音波

D5.スマート工場

産業用ロボット/マシンビジョン/プログラマブルロジックコントローラー

D6.コネクテッドカー自動車向けセルラーモジュール

スマートシティ

ヘルスケア スマート工場

コネクテッドカー

・主要分野におけるIoTサービス市場の形成

※1端末・機器レイヤーの通信分野に相当。※2デバイスレイヤーに相当(ただしディスプレイデバイスは対象外とした)※3端末・機器レイヤーの情報システム/サービス分野に相当。

・IoT化を背景としたクラウドの拡大、将来的なIoT・BD・AI関連市場の形成

・IoT化を背景とした、より多くの機器やトラヒックを支える固定系ネットワーク及び移動系ネットワークの拡大

・従来ICT市場におけるネットワーク接続機器の増大、主要分野におけるIoT端末の市場の拡大

・様々なセンサー等キーデバイスの進展

・IoTを支えるヒト・モノ・カネ・情報等への投資による潜在的な競争力の強化(将来的なサービス・製品市場の競争力の強化)

ポイント

ICT国際競争力指標との関係

IoT市場の調査項目として分析

D7.スマートエネルギースマートメータ*/スマート照明機器*

IoTサービス関連の機器・部材

スマートエネルギー

主要10か国・地域の企業1500社を対象に、以下の項目のシェア等を調査。

注1:下線付きは今回からの追加項目、*付は前回と別の中項目に移動した小項目注2:太線赤枠内はIoT市場の調査項目

IoT市場のサービス・製品に関しては、デジタルデータを生成又は処理するものに着目

端末レイヤーの動向から計測

データの出典:IHSグローバル

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〔参考2〕 IoT国際競争力指標 調査項目とランク算出方法

IoT国際競争力指標(2018.1公表版)の調査項目

注:太線赤枠内はIoT市場の調査項目

シェア 偏差値化 スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

スコア

ICTスコア

IoTスコア

総合スコア

①中項目ごとに、各対象国・地域の企業の市場シェアを算出

②①を対象国・地域ごとに偏差値化しスコアを算出

③各中項目のスコアをIoT市場、ICT市場別に平均をとり集計

④総合スコア化IoT市場のスコアとICT市場のスコアの平均を算出

5

大項目 中項目 小項目

A.クラウド(広義) A.クラウド(広義) IaaS, SaaS, PaaS, CaaS

B.ネットワーク B1.固定系ネットワーク機器 ルータ、スイッチ、ネットワークバックボーン機器、FTTH機器、ブロードバンドCPE、サーバ

B2.移動系ネットワーク機器 携帯電話基地局、小型携帯電話基地局、Wi-Fiアクセスポイント

C.キーデバイス C.半導体 MEMSセンサ、画像センサ、MCU、ディスクリート半導体、高周波半導体

D.端末 D1.情報端末 PC、スマートフォン、タブレット

D2.家電・OA機器 テレビ、DVD・BDレコーダー、コピー機、プリンタ、デジタルカメラ、ポータブル機器、据置型ゲーム機

D3.スマートシティ ウェアラブル(情報・映像)、デジタルサイネージ、監視カメラ*

D4.ヘルスケア ウェアラブル(スポーツ・フィットネス)、コンシューマヘルスケア機器、X線、超音波、

D5.スマート工場 産業用ロボット、マシンビジョン、プログラマブルロジックコントローラー

D6.コネクテッドカー 自動車向けセルラーモジュール

D7.スマートエネルギー スマートメータ*、スマート照明機器*

E.研究開発 E1.ICT市場のR&D ICT市場のR&D拠点数、研究開発費

E2.IoT市場のR&D IoT市場のR&D拠点数

F.ファイナンス F1.ICT市場のM&A ICT市場のM&A金額

F2.IoT市場のM&A IoT市場のM&A金額

G.標準化 G.IoT関連標準化 IoT関連標準化団体参加企業数、チェアマン・幹事企業数

スコア

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

シェア 偏差値化

(参考)ランク算出方法

下線付きは今回からの追加項目、*付は前回と別の中項目に移動した小項目

サービス・製品の競争力

潜在的な競争力

主要10か国・地域の企業1500社を対象に、以下の項目のシェア等を調査。

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〔参考3〕「サービス・製品」各中項目のシェア推移 6

D5.スマート工場

D6.コネクテッドカー

D7.スマートエネルギー

B2.移動系ネットワーク機器

B1.固定系ネットワーク機器

D1.情報端末

D2.家電・OA機器

C.半導体

D4.ヘルスケア

D3.スマートシティ

A.クラウド

IoT市場のサービス・製品

ICT市場のサービス・製品

日本

29%27%

24%22%

31%30%

26%23%

46%31%

34%37%

2%3%3%3%

15%13%

18%18%

5%5%

4%4%

6%5%4%

3%

3%3%

2%3%

6%5%

4%4%

46%43%

41%39%

30%30%

28%29%

米国

9%9%

21%25%

32%33%

30%38%

5%11%

11%10%

1%2%1%1%

30%22%

22%29%

67%72%

75%78%

62%59%

47%49%

2%2%

2%2%

39%43%46%48%

11%12%

12%11%

32%35%

28%28%

独国

6%6%

7%7%

6%6%

11%12%

12%12%

8%12%

13%13%

12%11%

10%6%

12%13%

14%12%

韓国

27%26%

22%16%

1%

5%5%

5%4%

25%19%

18%19%

32%32%

28%26%

5%5%

5%5%

中国

21%24%

23%23%

4%6%

13%12%

6%10%

9%9%

14%14%

13%21%

35%36%

27%24%

3%3%

3%3%

15%18%

23%25%

27%31%35%

38%

17%20%

20%23%

11%13%

16%18%

2%3%

3%4%

仏国

5%5%

5%

11%10%

9%

オランダ

11%10%

9%8%

1%

24%22%

22%19%

5%

6%11%

11%

スウェーデン

33%30%

28%27%

フィンランド

6%

16%16%16%

23%

台湾

5%

12%13%

11%10%

9%6%

その他

0% 20% 40% 60% 80% 100%

凡例

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

2013…2014…2015…2016…

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日本

2%

35%22%

2%

36%32%

28%

60%26%

11%

3%

25%12%

6%3%

0%

3%

3%1%

7%1%

3%3%

3%8%

16%

4%4%

2%

10%85%

69%76%

50%80%

100%

18%51%

23%29%

15%

米国

85%6%

11%

68%24%

10%34%

21%17%

1%

18%37%

68%85%

88%83%

80%80%

30%22%

49%3%

2%45%

52%

46%52%

50%

3%

31%20%

44%

30%21%

28%28%

38%

独国

7%

14%8%

12%8%

14%

19%

7%9%

7%

6%

20%

10%18%

6%

韓国

9%31%

6%

28%

10%

45%7%

20%

24%

中国

4%9%

48%

9%22%

3%11%

4%11%

15%

21%

46%8%

9%

13%11%

41%38%

21%66%

38%22%

8%

21%24%

36%

35%

0%0%

1%

7%2%

5%3%

4%

仏国

5%

18%

12%

オランダ

17%19%

19%

8%

19%9%

31%

スウェーデン

28%8%

8%

フィンランド

16%

13%

11%

24%10%

15%

台湾

13%

5%25%

18%

その他

0% 20% 40% 60% 80% 100%

<凡例>

ウエアラブル(情報・映像)デジタルサイネージ

監視カメラ

ウエアラブル(スポーツ・フィットネス)コンシューマヘルスケア機器

X線超音波

産業用ロボットマシンビジョン

プログラマブルロジックコントローラー

自動車向けセルラーモジュール

スマートメータースマート照明機器

クラウドインフラ(IaaS)クラウドプラットフォーム(PaaS)

クラウドサービス(CaaS)クラウドサービス(SaaS)

企業向けルータ企業向けスイッチ

ネットワークバックボーン機器ブロードバンドCPE

サーバFTTH機器

携帯電話基地局Carrier -wifiアクセスポイント機器

小型携帯電話基地局

スマートフォンPC

タブレット

テレビDVD

据置型ゲームコピー機プリンタ

デジタルカメラポータブルゲーム

MEMSセンサ画像センサ

MCUディスクリート半導体RF(高周波)半導体

〔参考4〕「サービス・製品」各小項目国別のシェア(2016年) 7

D5.スマート工場

D6.コネクテッドカー

D7.スマートエネルギー

B2.移動系ネットワーク機器

B1.固定系ネットワーク機器

D1.情報端末

D2.家電・OA機器

C.半導体

D4.ヘルスケア

D3.スマートシティ

A.クラウド

IoT市場のサービス・製品

ICT市場のサービス・製品

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〔参考5〕 「サービス・製品」各中項目の世界市場規模の推移 8

290 284 341 387

140 153

187 198 118

216

214 222

69

93

102

115

0

200

400

600

800

1,000

2013 2014 2015 2016

D7.スマートエネルギー

D6.コネクテッドカー

D5.スマート工場

D4.ヘルスケア

D3.スマートシティ

単位:億ドル

412 604 931 1,259 971 1,003 1,067

1,080 435 475 487

440

5,589 5,722

5,605 5,577

1,984 1,924 1,780 1,608

547 585 569 583

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

2013 2014 2015 2016

C.半導体

D2.家電・OA機器

D1.情報端末

B2. 移動系ネットワーク機器

B1.固定系ネットワーク機器

A.クラウド

単位:億ドル

IoT市場、従来のICT市場に分け、世界市場の規模の推移をみる。 IoT市場は、従来のICT市場と比較し規模は小さいものの、成長率は高い。従来のICT市場は、クラウド及び固定系ネットワーク機器は市場規模が拡大しているものの、その他の項目は横ばい又は縮小傾向。

IoT市場の各中項目世界市場規模の推移 従来のICT市場の各中項目

世界市場規模の推移

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〔参考6〕 「潜在的な競争力」(E.研究開発) 拠点数・研究開発費の国別シェア及び推移 9

日本20%

米国44%

独国9%

韓国9%

中国8%

仏国2%

オランダ1%

スウェーデン2%

フィンランド3%

カナダ0%

台湾2% その他

0%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

2014 2015 2016研究開発費 日本企業の割合(右軸)

単位:億ドル

R&D拠点数(IoT)(2016年) R&D拠点数(ICT)(2016年)

研究開発費(2016年)

R&D拠点数(IoT及びICT)の推移世界(160社)の数と日本企業の割合

研究開発費の推移世界(160社)の費用と日本企業の割合

世界のテクノロジー関連企業約160社のR&D拠点を集計、母数とした。1)IoT関連(ソフトウエア、ネットワーク、コネクテッド・スマートxxの開発拠点)を抽出。2)その結果から従来型機器・IOTと関連の薄い業界(PC、旧来からある通信機器(交換機や固定電話、医療機器やバイオテクノロジー、

自動車車体など)は従来のICTに分計。研究開発費はIoTと従来のICTとに分計できないため、従来のICTに計上。

0%

5%

10%

15%

20%

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

2013 2014 2015 2016

R&D拠点数(IoT) R&D拠点数(ICT)日本企業の割合(右軸) 日本企業の割合(右軸)

拠点数日本7%

米国19% 独国

3%

韓国1%

中国2% 仏国

2%

オランダ0%

ウェー

デン0%

フィン

ランド0%

カナダ0%台湾

1%

その他64%

日本16%

米国17%

独国1%

韓国1%

中国1% 仏国

1%オランダ

0%

スウェー

デン0%

フィン

ランド0%

カナダ0%

台湾1%

その他62%

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〔参考7〕 「潜在的な競争力」(F.ファイナンス) M&A金額の国別シェア及び推移 10

日本 26%

米国 57%

独国 3%韓国 0%

中国6%

仏国 1%オランダ 0% スウェーデン 0% フィンランド 0%

カナダ 1%台湾 0%

日本 0%

米国 64%

独国 0%

韓国 3%

中国 30%

仏国 0%

オランダ 0%

スウェーデ

ン 0%フィンランド

0%

台湾 9%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

0

500

1,000

1,500

2013 2014 2015 2016

M&A金額(IoT) M&A金額(ICT)日本企業の割合(右軸) 日本企業の割合(右軸)

単位:億ドル

M&A金額(IoT)(2016年)

M&A金額(ICT)(2016年)

M&A金額の推移世界の金額と日本企業の割合

国際競争力指標の各項目に売上高が集計されている企業及び、通信、ITサービス企業におけるM&A(財務情報で開示されているものを集計、母数としたうちの、ソフトウエア、ネットワーク、コネクテッド、スマートxxに関連した案件、およびIoT市場への参入を明記している案件を内数として(IoT関連)として集計、その他はICT関連として集計。

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〔参考8〕 「潜在的な競争力」(G.標準化) 標準化団体への参加企業数(IoT)の国別シェア及び推移 11

日本 7%

米国 35%

独国 6%

韓国 8%

中国 8%

仏国 4%

オランダ 1%

スウェーデン 1%

フィンランド 1%カナダ 2%

台湾4%

0%

1%

2%

3%

4%

5%

6%

7%

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

2013 2014 2015 2016

IoT標準化団体参加企業数 日本企業の割合(右軸)

企業数

標準化団体参加企業数(IoT)(2016年) 標準化団体参加企業数(IoT)の推移世界の数と日本の割合

集計対象としたIoT関連標準化団体は、IIC、OCF、OneM2M、All Seen Alliance、Thread Group。IoT(及び中心的な用途市場であるM2M)の普及を目的とした標準化団体への参加企業数を集計。3GPPSほか通信インフラや規格に関する標準化団体は含まず、IoTにフォーカスして創設され、地域ではなく国際的に活動を行っている団体を集計対象としている。

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〔参考9〕 IoT国際競争力の分析に使用した主な企業 12

出典:IHS グローバル

Abbott Laboratories LAM Research

Agilent Technologies Lear CorporationApple LexmarkApplied Materials Lockheed MartinAutoliv MicrosoftBAE MotorolaBoeing NCRBorgWarner NetAppBose Northrop GrummanBoston Scientific PaceBrocade Perkin ElmerCisco Systems Pitney BowesContinental RaytheonDanaher Rockwell CollinsDelphi SanDiskDiebold Seagate TechnologyEastman Kodak Smiths GroupEMC SPXEmerson Electric St. Jude MedicalGarmin Textron

General DynamicsThermo Fisher Scientific

General Electric TRW AutomotiveHarman International UnisysHarris United Technologies

Hewlett-PackardVarian Medical Systems

Honeywell Viewsonic

IBM Voxx InternationalIngersoll Rand Western DigitalIntuitive Surgical WhirlpoolInvensys XeroxITT Industries AvayaJohnson & Johnson DellJuniper Networks Johnson ControlsKingston Technology Rockwell AutomationL-3 Communications Intel

米国企業(70社) 日本企業(38社)

Brother IndustriesDaikinAdvantestAisin Seiki

Alps Electric

Calsonic KanseiCanon

Casio ComputerDensoFujitsu

Funai ElectricHitachiJTEKTKenwood

Konica MinoltaKyocera

Mitsubishi ElectricNECNikonNintendo

Oki ElectricOlympusOmronPanasonicPioneerRicoh

Seiko EpsonSharpShimadzuSony

Sony MobileTakata

Tokyo ElectronToshibaYamaha

Yokogawa Electric

Yaskawa Motoman

Yaskawa Electric

Agfa-Gevaert

Bosch Group

Brose

Heidelberg

Hella

OSRAM

Sauer-Danfoss

Siemens

Sitronic

Wincor Nixdorf

ZF Group

Rohde & Schwarz

独国企業(12社)

Hyundai MobisLG ElectronicsMandoSamsung ElectronicsHumaxPantech

韓国企業(6社)

Haier GroupHisense GroupHuawei TechnologiesKonka GroupLenovoSichuan Changhong ElectricTatungTCLVTechZTESkyworthMidea GroupXiaomi

中国企業(13社)

Alcatel-Lucent

EADS

Ingenico

Oberthur Technologies

Safran

Schneider Electric

Tellabs

Thales Group

Valeo

Technicolor

仏国企業(10社)

AU OptronicsMicro-StarHannstar DisplayLite-On GroupFoxconnMitac GroupAcerAsustek ComputerDelta ElectronicsHTCInventecLogitechMitac Group

台湾企業(13社)

Nokia

Nokia Siemens Networks

フィンランド企業(2社)

ElectroluxEricssonSandvik AB

スウェーデン企業(3社)

GemaltoOCEPhilips Electronics

オランダ企業(3社)

BlackBerry

Magna International

Thomson Group

カナダ企業(3社)

Eaton

Medtronic

Tyco

アイルランド企業(3社)

Finmeccanica

Magneti Marelli / Fiat

イタリア企業(2社)

ABB

Roche

スイス企業(2社)

Embraer

Itautec

Creative Technology

Vestel Group

TPV Technology

ブラジル企業(2社)

シンガポール企業(1社)

トルコ企業(1社)

香港企業(1社)

指標作成に当たり分析の対象とした企業は1500社程度。そのうち、主な企業と国名(2016年末基準)は以下のとおり。

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〔参考10〕IoT国際競争力指標(2016年実績) 前回(2015年実績、2017.3公表)からの主な変更点 13

(1)ランク算出方法の変更前回はランク算出の元データに、市場シェアと成長率とを用いていた。各年の対象国・地域の市場シェアを見る観点から、ランクの算出の元データは市場シェアのみに変更。※前回は、中項目ごとに世界市場に占める各国・地域のシェアと成長率とを算出し、それぞれ偏差値化し平均をとり、IoT分野とICT分野ごとに集計、さらに両者の平均をとり総合ランクを算出。

(2)市場規模の大きさにかんがみ、項目を追加 IoT分野の中項目に「スマートエネルギー」を追加し他の中項目も再編

• 「スマートエネルギー」は、他の中項目から「スマートメーター」及び「スマート照明機器」を移し構成。

• 中項目「スマートシティ」に小項目「監視カメラ」を移動• 中項目「スマート工場」に小項目「マシンビジョン」及び「プログラマブルロジックコントローラー」を追加

中項目「クラウド(広義)」に小項目「CaaS」を追加 中項目「半導体」に、小項目「高周波半導体」を追加

(3)市場規模の縮小等に伴い、下記項目を対象外に 中項目「固定系ネットワーク機器」のうち、小項目「モデム」、「家庭用ゲートウェイ」は今回から対象外に

(4)潜在的な競争力について精緻化のため、以下を追加 小項目「研究開発費」を追加 中項目「IoT関連標準化」の調査項目に、小項目「IoT関連標準化団体参加企業数」に加え、「チェアマン・幹事企業数」を追加。

(5)その他・中項目「研究開発」のうち、データ取得上の制約から、小項目「R&Dエンジニア数」は今回から「R&D拠点数」に変更