本日の議題 - Fukui...平成24年度第5回 福井市地域生活交通活性化会議...

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平成24年度 第5回 福井市地域生活交通活性化会議 平成25年3月5日(火)10:00~ 福井市役所第8会議室B 本日の議題 地域コミュニティバス運行支援事業の改正につ いて 議案1: 地域公共交通確保維持改善事業に係る事業 評価について 議案2: その他

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平成24年度 第5回福井市地域生活交通活性化会議

平成25年3月5日(火)10:00~福井市役所第8会議室B

本日の議題

地域コミュニティバス運行支援事業の改正について

議案1:

地域公共交通確保維持改善事業に係る事業評価について

議案2:

その他

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地域コミュニティバス運行支援事業の改正について

議案1

案件提出者福井市都市戦略部地域交通課

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地域コミュニティバス運行支援事業 実施状況(概要シート抜粋)

運行1回あたりの平均利用者数

収支率 欠損額

周 辺 市 街 地 5人以上 25%以上

800万円以下農 山 漁 村 地 域 3人以上 20%以上

中 山 間 地 域 2人以上 15%以上

地区区分運行1回あたりの

利用者数収支率 欠損額

酒 生 農山漁村地域 3.51人 10.77% 653万円

鷹 巣 ・棗 農山漁村地域 3.02人 6.45% 572万円

殿 下 中山間地域 5.40人 14.27% 522万円

鶉・宮ノ下・大安寺 農山漁村地域 2.82人 2.81% 884万円

運行継続基準

各地域の運行実績(平成25年3月末見込み)

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改正の概要(基本的な考え方)

当該事業の目的や意義を再確認した上で、各地域の輸送実態等も踏まえ、真に必要な地域に、適切なサービスレベルのフィーダー交通サービスを提供できる仕組みとなるよう、所要の修正

試行運行中の地域コミュニティバスが、「公共交通空白地域等に居住する交通弱者の外出支援」「中心市街地の活性化や地域のまちづくりの推進」「クルマに過度に依存したライフスタイルの見直し」といった観点から相当程度の社会的便益をもたらしている

⇒運行継続基準を緩和する方向で見直し

具体的には、

地域の特性や移動需要に応じたバス交通サービスを効率的に供給していく必要

⇒デマンド型の運行基準を新設⇒PDCAサイクルの具体的運用を定める

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改正の概要(改正のポイント)

① 定時定路線型運行について、1日3回の運行に要する経費(基準運行回数相当額)を収支率算定時に控除

② デマンド型運行に係る運行継続基準を新設

③ PDCAサイクルの具体化• 目標設定の考え方• 評価の基準や方法• 事業改善やサービスレベルの適正化の方向性 等

④ 地域内フィーダー系統確保維持事業対象地域が本格運行に移行した場合における、車両減価償却費補助の特例措置を新設• 補助限度額の嵩上げ、収支率等算定時に車両減価償却費の一定

割合を控除

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改正版福井市地域コミュニティバス運行支援事業の基本スキーム

●公共交通空白地域・不便地域の解消

●日常生活に必要な地域内移動の利便性向上

●既存の幹線的なバス路線等との連携による広域的移動の利便性向上

事業の目的等

上記の事業目的を達成するため、地域住民の主体的な取組みに基づき、真に必要とされる地域に、必要な形で効率的にバス交通サービスを提供

クルマがなくても安心して生活できる、コンパクトで持続可能な都市づくりに寄与

●主系統が路線定期運行(路線不定期運行の組合せも可)

●まちなか区域を除く全地域が対象●バス車両又はジャンボタクシー車両●定時定路線型運行継続基準を適用

●ダイヤ固定型ルート・デマンド運行(区域運行。路線不定期運行も可)

●農山漁村地域と中山間地域が対象●タクシー車両(セダン型も可)●デマンド型運行継続基準を適用

定時定路線型 デマンド型

補助限度額800万円/年※ 補助限度額600万円/年※

◎最長2年半の試行運行期間内に運行継続基準を達成し、本格運行をめざす!

※地域内フィーダー系統確保維持事業の対象系統が本格運行に移行した場合であり、かつ、移動円滑化基準等に適合する車両を新規購入する場合は、限度額に『車両減価償却費相当額』を加算するものとする

・交通弱者等の外出支援・地域のまちづくりの推進や活性化 等

・・・中心市街地の活性化等

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補助対象要件

①公共交通空白地域等に居住する交通弱者等の外出支援のために必要と認められること

既存公共交通のサービス圏域外のうち、高齢化率が市内平均以上又は今後急速な高齢化が見込まれる地域を相当程度カバーする場合

上記の地域等における既存公共交通の時間空白等を補完する場合 等

②『地域の活性化』や『過度にクルマに依存したライフスタイルの見直し』等に寄与すると認められること

地域住民が主体となった利用促進活動により、地域コミュニティの醸成や交流人口の拡大等が図られる等、地域のまちづくりや活性化に寄与すると認められる場合

高齢者や児童・生徒の交通安全、自家用車の利用機会等の減少に一定の効果があると認められる場合

下記の全ての要件に該当すること

③幹線的な路線バス等に結節する『地域内フィーダー系統』であり、既存路線との整合性が確保されていること

待合環境等が整ったバス停等で既存の公共交通機関に結節し、かつ、ダイヤ上の接続や回数券の共通化その他の工夫によって乗継の円滑化が図られている場合

※直接、中心市街地や福井駅前に乗入れる路線は補助対象外

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事業計画等の作成基準

地域住民の移動ニーズを適切に把握し、下記の基準に適合するような事業計画・運行計画を作成すること

ルート・停留所

地域内の生活関連施設(スーパーマーケット、病院、公共施設等)を経由する生活交通路線であること

地域拠点や乗継拠点等の駅又は良好な待合環境を有するバス停において、鉄道や路線バスに乗継ぎが可能であること

路線バスや他の乗合交通のルートと整合性が確保されていること

ダ イ ヤ 等

1地域1台で運行可能なダイヤ・便数であり、地域の輸送需要に応じて適切に『便数』、『運行時間帯』、『運行曜日・運行日数』等が設定されていること

接続先の路線バス等との乗継ぎに適したダイヤであること

同一地域内を運行する路線バスや他の乗合交通のダイヤ・便数との整合性が確保されていること

運 行 車 両

定時定路線型:バス車両(定員11人以上)又はジャンボタクシー デマンド型:ジャンボタクシー又はセダンタクシー

バス車両及びジャンボタクシーについては、高齢者等の円滑な乗降や安全性、環境への影響等に配慮された車両を選定すること

運 賃 事業の持続可能性や適正な受益者負担等を考慮して設定すること

・定時定路線型:200円~100円・デマンド型:300円~200円

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補助額の算定方法

【算定式】○市補助額 = 補助対象経常費用※1 -(経常収益※2+国庫補助額※3)※1.別表に定める経費が対象※2.運賃収入、広告収入等※3.地域内フィーダー系統確保維持事業の対象系統の場合

【年間の補助限度額】○定時定路線型 :800万円○デマンド型 :600万円

※地域内フィーダー系統確保維持事業の対象系統が本格運行に移行した場合であり、かつ、移動円滑化基準等に適合する車両を新規購入する場合は、『車両減価償却費相当額』を加算する(詳細は「本格運行地域における車両減価償却補助の特例について」を参照)

【実際の欠損額が補助金交付決定額を上回った場合の取扱い】○乖離額の9/10は行政が負担、残り1/10は運行事業者の負担とする。

運行によって生じた欠損額を、原則100%補助

補助の基本スキーム

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別表:補助対象経常費用

※1.実車走行時間と回送時間が対象(待機時間は対象外)※2.タクシー受付と兼務の場合は、算定単価が適切に設定されていること※3.兼用車や他の業務に使用した場合は、走行距離で按分し、当該業務に係る分のみ対象

デマンド型の欄の●は変動経費、○は固定経費

費 目 定時定路線型 デマンド型

人件費運転業務 ○ ●※1

予約受付業務 ― ○※2

燃料油脂費 ○ ●※3

維持・修繕費

車検・点検費用 ○ ○※3

タイヤ代 ○ ○※3

公租公課 ○ ○※3

修繕料 ○ ○※3

保険料(自賠責・任意) ○ ○※3

その他(バス停整備費等) ○ ○※3

車両減価償却費 ○ ○※3

一般管理費○

(車両減価償却費を除いた額の10%を限度)

(車両減価償却費を除いた額の15%を限度)

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本格運行までのフロー(PDCAサイクル)

試行運行2年目(利用実績等調査期間)

4月 10月 3月 4月 9月

試行運行1年目※1 試行運行3年目

4月 10月 3月

利用実績に応じて計画修正 利用実績に応じて本格運行への移行の可否を判断

10月

目標値※2を満たしているか

定量的基準を満たしているか

本格運行

YES

現行のサービスレベルで2年目の運行

YES

NO

NO

廃止

YES

適正なサービスレベルへと事業計画を修正等

NO

NO 廃止

YES

デマンド型の場合

※2.定量的基準を満たす数値の70%以上(12ヶ月ベース)で地域が設定

本格運行

※1.地域内フィーダー系統確保維持事業補助金の交付を受ける場合は10月以降に運行開始

定性的基準を満たしているか デマンド型への

計画修正の意思

NO

廃止

1年延長

定量的基準を満たしているか

YES

定時定路線型の場合

本格運行に移行後も、3年毎に運行継続の可否を判断(PDCAに終わりなし!)

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本格運行への移行の判断について

試行運行を開始した日から1年を経過した日の属する年度の4月から3月までの期間の利用実績を、定量的基準に照らして判断

併せて、下記の定性的基準の充足状況についても評価

【定性的基準】

①交通空白地域等における交通弱者の移動手段として有効に機能しているか 公共交通空白地域内の停留所の乗車人員 実利用者数 など

②公共交通ネットワークの一翼を担う路線として有効に機能しているか 既存の公共交通との乗継利用の実態 既存の公共交通の利用回数の変化(相互補完の関係性) など

③高齢者等の交通安全や環境保全、地域のまちづくりの推進等に寄与しているか 利用促進の取組み状況 利用者の満足度 沿線地域住民等の反応 など

※定性的基準については、運行事業者から提出される輸送実績や、利用者・沿線住民へのアンケート調査等に基づき評価

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定量的基準(定時定路線型)

運行1回あたりの平均利用者数

収支率 欠損額※

周 辺 市 街 地 5人以上 25%以上

800万円以下農 山 漁 村 地 域 3人以上 20%以上

中 山 間 地 域 2人以上 15%以上

※基準運行回数相当額は、次のいずれか少ない方の額とするア)運行1回のキロ程×3回×運行日数×1キロメートルあたりの経常費用イ)補助対象経常費用×9/20

収支率算定式 新

交通弱者等の外出支援、中心市街地活性化等まちづくりへの寄与、交通安全や環境保全等の観点から、一定回数※の運行(確保・維持)については担保

※朝(通勤通学、通院)、昼(通院帰り、買物)、夕方(買物、帰宅)の3回のイメージ

収支率=運賃収入等

補助対象経常費用-基準運行回数相当額※

※地域内フィーダー系統確保維持事業対象系統にあっては、本格運行時の車両減価償却費の一定割合を控除した額

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例えば・・・

・運賃収入100万円・運行経費900万円 の場合

従来の収支率算定

100万円÷900万円=11.1%

新しい収支率算定式

・基準運行回数相当額が405万円の場合

100万円÷(900万円-405万円)=20.2%

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定量的基準(デマンド型)

運行1便あたりの平均利用者数

固定経費率 欠損額※

農 山 漁 村 地 域中 山 間 地 域

1.5人 45%以下 600万円以下

「経常費用のうち『オペレーター人件費や車両の維持費等、直接的な輸送サービスの回数等にかかわらず固定的に生じる費用』が占める割合」と定義

【算定式】

固定経費率とは

固定経費率=補助対象固定経費

補助対象経常費用

※固定経費率を採用する理由

• デマンド運行は、移動ニーズが小さいながらも、交通弱者等にとって真に必要な移動手段を効率的に確保するために選択する運行方法。

• このため、真に必要な形で使われているのであれば、結果的に運行回数や総利用者数が少ない状況にあっても一定やむを得ないと考えられる。(その分、運行コストも下がるため。)

• しかしながら、『単に保険的意味合いで導入』され、『利用もほとんどないのに固定的経費のみが継続的に発生し』、これによって『税(欠損補助金)が投入される』という状況にあるとしたら、当該事業の目的に合致せず、非効率かつ公平性に欠けるといわざるを得ない。

デマンド運行の特性を踏まえ、事業の有用性・効率性をより高める観点から採用

※地域内フィーダー系統確保維持事業対象系統にあっては、本格運行時の車両減価償却費の一定割合を控除した額

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参考:デマンド乗合タクシーの経常費用の変動イメージ

固定的経費 変動経費

【補助対象経常費用】

・オペレーター人件費・車両維持管理費・施設等維持管理費・その他

・運転手人件費・燃料費・車両修繕費・その他

直接的な輸送サービスの量で変動・・・多く運行すれば増え、

少ない運行であれば減る

直接的な輸送サービスの量にかかわらず、固定的に発生

例)ほとんど利用がない状態 運行しなくても、オペレーター人件費や車両の維

持管理費等、住民への直接サービスとならない経費は発生

ほとんど運行しないため、運賃収入もほとんどない状況

⇒欠損補助の多くが固定経費に消える…

欠損補助

運賃収入

直接的に住民サービスに繋がる部分

直接的な恩恵は事業者が受ける(住民へのサービスは間接的)

※利用(ニーズ)が少ないのなら、固定的経費も節減を図り、事業全体の効率化を図るべき

固定的経費

欠損補助

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本格運行地域における車両減価償却補助の特例について

現行制度においても、車両減価償却費の一部は補助対象経費に含めて支援することとしているところ。

しかしながら、実際は、収支率や欠損額の算定の足かせとなることから、バリアフリーや環境基準に適合した車両については全く導入されていない状況。

このため、高齢者等の乗降の円滑化や安全性向上、環境性能の向上を図るため、本格運行に移行した地域については特例措置を新設し、新車導入を手厚く支援。

次の全ての要件に適合すること。 地域内フィーダー系統確保維持事業の対象系統であり、かつ、本格運行に移行した系統であること。

(系統要件) 定時定路線型運行で使用する車両にあっては、移動円滑化基準※に適合すること。

デマンド型運行で使用するジャンボタクシー車両にあっては、電動ドアや電動格納ステップ、ハンドレール等、円滑な乗降のための設備を備えた車両であること。(車体・設備要件)

特例措置の対象要件

【移動円滑化基準(概要)】 乗降口の幅:80cm以上 床面の高さ:地上面から65cm以下 スロープ板その他車椅子使用者の円滑な乗降のための設備必要 車椅子スペース1箇所以上必要 通路幅:80cm以上 運行情報提供設備が必要(文字情報・音声案内装置) 等

※乗合バスは、交通バリアフリー法(平成12年施行)により移動円滑化基準への適合が義務付けられている。ただし、平成12年以前に登録された車両等については、地方運輸局長の適用除外認定を受けた上で運行に就くことが可能。

移動円滑化基準に適合した小型バスの例(写真は日野ポンチョ・ロング2ドア)

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本格運行地域における車両減価償却補助の特例について

①欠損補助の限度額(定時定路線型:800万円、デマンド型600万円)に、下記により算定する車両減価償却費相当額を加算する。車両減価償却費相当額の算定方法

×

※当該車両に係る改造費、購入に係る金融費(年2.5%が上限)を含む限度額は、次のイ又はロのいずれか少ない額とするイ 小型バス車両:1,800万円、ジャンボタクシー車両:500万円ロ 実費購入予定費から備忘価格として1円を控除した額

②各年度の事業評価の際に、車両減価償却費相当額の95%を補助対象経常費用から控除する。【収支率算定式】

【欠損額算定式】

(補助対象経常費用ー補助対象減価償却費×0.95)-経常収益

特例措置の内容

経常収益

(補助対象経常費用ー基準運行回数相当額ー補助対象減価償却費×0.95)

補助対象車両取得費※

0.200×補助対象期間中の使用予定月数

12(月)

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今後の予定

会議における議論・意見等を踏まえて修正 事業要綱・補助金交付要綱の改正作業

(以上、3月中)

改正版事業実施要綱、補助金交付要綱施行(4月1日)

関係地域、運行事業者等への説明会

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地域コミュニティバス運行支援事業 実施状況(概要シート抜粋)

今後の取り扱い

酒 生 本格運行に移行予定

鷹 巣 ・棗運行協議会と連携して事業計画の見直しを行い、平成25年10月以降はデマンド運行として運行を継続予定(※)

殿 下 本格運行に移行予定

鶉・宮ノ下・大安寺運行協議会と連携して事業計画の見直しを行い、平成25年10月以降はデマンド運行として運行を継続予定(※)

平成25年10月以降の取り扱い

※鷹巣・棗地域と鶉・宮ノ下・大安寺地域については、バスの運行地区が近接・重複している部分があるため、両運行協議会間で連携を図り、一体的に事業計画の見直し、効率化を目指す。

今後のスケジュールイメージ

~6月 地元運行協議会と事業計画の見直しについて協議

福井市地域生活交通活性化会議で協議

10月 新計画での運行開始

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地域公共交通確保維持改善事業に係る事業評価について

議案2

案件提出者福井市都市戦略部地域交通課

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事業評価の概要

1.目的

事業の実施状況の確認、目標達成状況等の評価を行うことにより、補助対象事業がより効果的、効率的に推進されることを目的

2.評価項目等

①事業実施の適切性②目標・効果の達成状況③事業の今後の改善点

A・B・Cの3段階評価

【様式・・・別添1】

地域全体の交通ネットワークとして事業評価を実施【中部様式1】

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平成25年4月12日

福井市、福井県、福井運輸支局、

事業者5社、福井県警察、

学識経験者1名、利用者代表6名、

県バス協会、県交通労働組合代表

事業名補助対象事業者等

事業概要 ③事業の今後の改善点

福井交通株式会社・鷹巣・

棗線

市北西部の鷹巣地区蓑

浦町から、交通空白・不

便地域である白方町等を

経由して福井温泉病院に

至る路線(路線定期運

行)

A 計画どおり事業は適切に実施された。 B

公共交通空白・不便地域の高齢者を中心

に、徐々に浸透・定着が図られ、利用実績も

伸びているものの、目標に対しては大きく下回る見込み。

・運行1回あたり平均利用者数:10.7人に対し

て3.0人

・収支率:23.0%に対して6.7%

理由として、運行コストを抑えるために便数

を少なく設定しており、利用者の移動ニーズ

に十分に対応できていないことが挙げられる。

効率的に移動機会を確保し、事業の継続性を高

めていくため、平成26年度事業からデマンド運行

に移行する。

地域は、特に高齢者等の利用に支障をきたさない

よう、市や交通事業者とも連携しながら丁寧な周

知広報を行う。

京福バス株式会社・酒生い

きいきバス東郷ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

京福バス株式会社・酒生い

きいきバス北ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

京福バス株式会社・酒生いきいきバス南ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

京福バス株式会社・鶉山バ

ス南北ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

京福バス株式会社・鶉山バ

ス東西ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

光タクシー有限会社・殿下

かじかポッポー地区外ルー

市南西部の殿下地域(中

山間地域)の谷筋に散在

する集落から、地区の中

心部を経由して隣接地域

の大規模商業施設に至

る路線(区域運行)

A 計画どおり事業は適切に実施された。 A

谷筋の7つの集落を中心に、高齢者の日常生活に欠かせない移動手段として定着が図

られてきた。

運行1回あたりの平均乗車人員は、目標の

3.0人に対して5.4人と上回った。また、収支率

は目標の15%に対して14.3%の見込である

が、運行2年目としては概ね及第点と考える。

地区の少子化・高齢化・人口減少等の現状に鑑

みると、地区内に居住する高齢者等をターゲットにしているだけでは将来に亘り利用者を維持・拡

大していくことは困難であるため、地区の活性化

策と連携し、地区外からの利用者を獲得していく

ことが求められる。このため、設定時間の見直し

や地区外への周知広報が必要と考えられる。

陸上交通に係る地域公共交通確保維持事業(地域内フィーダー系統)

市街地の東部に位置す

る酒生地域において、高

尾町の斜面住宅団地を起点に、既存集落を経由

してJR越前東郷駅や済

生会病院、スーパーマー

ケット等に至る路線(路線

定期運行)

市北西部の鶉地域にお

いて、既存集落を経由し

て地域内のスーパー

マーケットや温泉施設、

病院等に至る路線(路線

定期運行)

北ルート、南ルートの接続先幹線系統である京福

バス大野線や済生会病院線との連携をさらに強

化していく必要がある。メインユーザーである高齢者は午前中の移動が

多い傾向にあるため、午後の便を午前中の運行

に割り振って、より移動利便性を高める。

地域のイベントと連携し、地域外からの利用者を

獲得する取組みについても強化していく。

単なる公共交通不便地域の解消だけでなく、

地域住民のコミュニティ醸成や地域活性化

のツールとしても活用が図られている。

一方で、運行1回あたりの平均利用者数は、目標の7.7人に対して3.5人、収支率は、目標

の24.0%に対して10.8%の見込み。

理由として、事業計画策定時点の需要予測

が甘く、過大な目標設定となっていることが

考えられる。

地域公共交通確保維持改善事業・事業評価(生活交通ネットワーク計画に基づく事業)

協議会・構成員

①事業実施の適切性 ②目標・効果達成状況

B

B

基本的にスクールバスとしての利用が過半

を占めており、一般の利用は、公共交通空

白地域に居住する一部独居老人等、限定的

である。このため、当初想定していた目標を

著しく下回り、運行1回あたりの平均利用者数は目標の9.2人に対して2.8人、収支率は目

標の23.0%に対して2.8%の見込み。

公共交通空白地域に居住する交通弱者の最低

限の移動手段を効率的に確保するため、デマンド

運行に移行する。その際、東西ルートについては

福井交通株式会社の鷹巣・棗線との統合等も含

めて事業計画を再構築する。

利用者への周知広報や利用促進については、周辺地域全体の交通ネットワークを活性化する観

点から、隣接する鷹巣地区と連携・協働して実施

する。

別添1

Page 24: 本日の議題 - Fukui...平成24年度第5回 福井市地域生活交通活性化会議 平成25年3月5日(火)10:00~ 福井市役所第8会議室B 本日の議題 地域コミュニティバス運行支援事業の改正につ

平成25年4月12日

福井市、福井県、福井運輸支局、

事業者5社、福井県警察、

学識経験者1名、利用者代表6名、

県バス協会、県交通労働組合代表

事業名補助対象事業者等

事業概要 ③事業の今後の改善点

福井鉄道株式会社・青葉台ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

福井鉄道株式会社・江尻ヶ

丘ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

福井鉄道株式会社・大島下

荒井ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

福井鉄道株式会社・江端ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

福井鉄道株式会社・清明南ルート A 計画どおり事業は適切に実施された。

福井鉄道株式会社・清明南

ルート公民館2度回り A 計画どおり事業は適切に実施された。

【各評価項目の評価基準】①事業実施の適切性  A…事業が計画に位置づけられたとおり、適切に実施された(されている)。  B…事業が計画に位置づけられたとおりに実施されていない点があった(一部実施されない見込み)。  C…事業が計画に位置づけられたとおりに実施されなかった(実施されない見込み)。

②目標・効果達成状況  A…事業が計画に位置付けられた目標を達成した(する見込み)。  B…事業が計画に位置付けられた目標を達成できていない点があった(一部達成できない見込み)。  C…事業が計画に位置付けられた目標を達成できなかった(達成できない見込み)。

陸上交通に係る地域公共交通確保維持事業(地域内フィーダー系統)

江尻ヶ丘団地等、従来バス交通サービスが

希薄であった地域を中心に利用者が増加傾

向にあり、徐々に定着が図られつつある。

一方、利用者数は、目標の9,500人に対して1

月末時点で1,988人であり、年度末では約

6,000人の見込(達成率約63%)。収支率は、

目標の20%に対して約14%の見込み。

B

利用者の少ない昼前後のダイヤを見直し、一定

の利用者が見込める午前中の運行を強化する。

鉄道等との往復乗継割引切符の周知広報を強化

し、地域内移動だけでなく、乗継ぎによる地域間

移動を推奨することで利用促進を図っていく。

杉谷町や大島町等の公共交通空白・不便地

域の解消が図られた。

利用者数は、4系統合せて年間23,000人を目

標としているが、運行開始4ヶ月間の数値は

2,710人であり、年度末では約9,600人の見込

(達成率約36%)。

収支率は、目標の25%に対して年度末時点で約15%の見込み。

運行初年度の目標としては相当高めの設定

であることと、沿線住民に十分な浸透が図ら

れていないためと考えられる。

B

移動ニーズが高い区間は、複数系統を重複させ

ることで一定の運行頻度を確保し、利便性向上を

図っているが、こうした運行形態が利用者(特に

高齢者等)に十分に伝わっていないと考えられ

る。このため地域住民が主体となって、バス停ご

との時刻表や想定される移動パターンに合せた

時刻表、マイ時刻表等を作成し、きめ細かい情報提供を行っていくことが求められる。

市南部の麻生津地区において、斜面住宅団地で

ある青葉台や江尻ヶ丘、

スーパーマーケットや鉄

道駅等を経由する循環

路線(路線定期運行)

市南部の清明地区にお

いて、公共交通サービス

圏域外の住宅団地や既

存集落と、地域内の大規

模商業施設を結ぶ循環

路線(路線定期運行)

地域公共交通確保維持改善事業・事業評価(生活交通ネットワーク計画に基づく事業)

協議会・構成員

①事業実施の適切性 ②目標・効果達成状況

B

ホームページへの1日あたりのアクセス件

数:2,000件を数値目標にしているが、平成24

年12月1日の運用開始以降の平均は、166人

/日(ただしパソコンからのアクセスのみ)と

なっている。

理由として、積雪によりバスの遅延の発生が予見される冬季間に間に合わせるため、十

分な周知・広報の期間を取らずに運用を開

始したことが主な原因と考えられる。

一方で、利用者からの聞き取り等によると、

当該システムの導入により、バス遅延等によ

る不安感やイライラの解消には一定程度の

効果があったと考えられる。

より多くの利用者に活用されるシステムとするた

め、周知広報を進めていく。特に、認知度が低いと思われる学生向けの利用促進活動を行っていく

ことが必要である。

※当該年度で補助事業終了

地域公共交通バリア解消促進等事業(利用環境改善促進等事業)

京福バス株式会社・バスロケーションシステム整備事

パソコンや携帯電話でバ

スの走行位置を検索でき

るようにするほか、遅延

や緊急時の情報をリアルタイムで提供できるバス

ロケーションシステムを

整備、導入することで、

バス交通の利便性向上

を図る。

A 計画どおり事業は適切に実施された。

別添1

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福井市(福井市地域生活交通活性化会議)

平成25年度 地域公共交通確保維持に関する自己評価概要 (全体)

フィーダー系統 平成24年6月28日NW計画策定(バリア解消 平成24年7月20日NW計画策定)

①協議会が目指す方向性(Plan)■地域の特性 JR福井駅前バス乗場を中心に放射状の路線バスネットワークを形成。 ※鉄軌道は、JR北陸線、同越美北線、えちぜん鉄道、福井鉄道が南北・北東・南東方向に運行 区画整理等の都市基盤整備が市街化区域の約80%に達し、郊外の幹線道路沿線等において、商業・業務機能や医療機関、公共公益施設等の拡散立地が進展。 クルマに過度に依存したライフスタイルが市民に浸透、定着。1世帯あたりの自家用車保有率は全国トップクラスで、高齢者(特に女性)の免許保有率も急激に上昇中。

■福井市都市交通戦略※との整合性 ※平成21年2月策定 計画期間:概ね10年間 JR福井駅を中心とする6方向の公共交通幹線軸と各地域の特性に応じた交通サービス(フィーダー路線等)との組合せによって、市内全域で利便性の高い公共交通ネット

ワークを構築することを基本目標としている。

このうちフィーダー路線については、地域住民が主体的に運行計画の作成や利用促進等に取り組むことを基本としつつ、路線バス事業者の自主運行路線の計画変更等も含めて、地域に最も適した手法により、公共交通空白・不便地域の解消やサービス水準の向上を図ることとしている。

クルマがなくても安心して生活できる、コンパクトで持続可能な都市づくりの推進に寄与

JR福井駅(中心市街地)

公共交通幹線軸と地域特性に応じたフィーダー系統との組合せ

殿下かじかポッポー(補)接続先:京福バス

清水グリーンライン等

ふくふく号(補)接続先:京福バス川西

三国線

鶉山バス(補)接続先:京福バス川西三国線

酒生いきいきバス(補)接続先:京福バス大野線、

済生会病院線

清明循環線(補)接続先:福井鉄道福浦線、京福バス清水山線等

麻生津循環線(補)接続先:福井鉄道福浦線、福武線(鉄道)

6方向の公共交通幹線軸

の強化

バス位置情報の提供平野部を中心に、携帯端末やPCサイトでバスの位置情報を検索できるシステムの運用を開始(平成24年12月~)補助対象事業(バリア解消)

0 2.5 5 10km

合併地域において、既存の市有バスを活用したスクール混乗便を運行(非補助対象系統)

合併地域を含む海岸地域において、既存の市有バスを活用したスクール混乗便等を運行(非補助対象系統)

清水プラント3を拠点とするバス路線再編社会実験(H23.11~)

公共交通幹線軸と地域特性に応じたフィーダー系統との組合せ

中部様式1

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②地域公共交通に関する具体的取り組み及びそのプロセス(Do)■平成24年度以前

■平成25年度

事業名 概要 検討プロセス

清明循環線の新設

(平成24年10月1日運行開始)

• 福井鉄道福武線と並行・競合する同社の清明線(バス路線)を廃止

• 代わりに清明地区の公共交通空白地域等をきめ細かく運行し、南北方向公共交通幹線軸に結節するフィーダー路線(清明循環線)を新設

23年6月・12月:清明地区住民有志による勉強会を開催24年2月~5月:公民館長、関係自治会長、運行事業者、市担当者

の打合せを月1回のペースで開催し、事業計画について協議・調整

24年6月:地域生活交通活性化会議に報告、NW計画に登載

地域コミュニティバス運行支援事業の改正(平成25年4月施行)

• 地域コミュニティバスの事業目的や利用実績等を踏まえ、『収支率算定式の見直し』、『デマンド型運行の基準新設』、『PDCAの具体的運用』を中心とする制度修正を実施

24年5月:市において基本的な考え方の整理24年10月:地域生活交通活性化会議検討会で考え方を報告、協議25年3月:地域生活交通活性化会議で報告・協議

現在運行中の地域の事業評価及び26年度の方向性(案)について報告

事業名 概要 検討プロセス

清水プラント3を拠点とするバス路線再編社会実験(平成23年11月

~26年9月末予定)

• 本市南西方面の地域間幹線系統を、利用実態に即して抜本的に見直し

• 通勤通学時間帯の直通運行(バス車両)と利用が少ない昼間時間帯のデマンド型乗合タクシー(ほやほや号)に再編

• 大規模商業施設(プラント3)を地域間幹線系統とほやほや号との乗継拠点に設定し、待合環境を整備

23年4月:京福バス、福井県、福井市、越前町の担当者で事業内容の検討を開始(月2回以上のペースでワーキング。福井運輸支局からも助言等を受ける。)

23年8月:地域住民代表への説明(5回)23年9月:地域生活交通活性化会議23年10月:利用者説明会(30回)

※輸送実績については地域生活交通活性化会議で適時報告24年4月:一部事業計画変更について地域生活交通活性化会議で

協議

地域コミュニティバス利用者アンケート(平成24年8月)

• 利用者の満足度や路線バスとの乗継利用等の実態を把握する目的で実施

24年8月:アンケート調査(車内配布)24年10月:各地域に結果をフィードバック

地域生活交通活性化会議検討会に報告

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③地域公共交通に関する具体的取り組みに対する評価(Check)

■NW計画に定める目標の達成状況

【地域コミュニティバスに対する満足度(利用者アンケートから:平成24年8月実施)】

■清水プラント3を拠点とするバス路線再編社会実験の輸送実績(平成24年度)

※地域住民の取組みが活発な地域ほど、利用者の満足度が高く、輸送実績も比較的良好である傾向

系統名年間

利用者数平日1日あたり

参考:H23年度OD

地域間幹線系統

茱崎線 43,692人 155人 233人西田中宿堂線 24,483人 93人 175人清水グリーンライン 97,811人 336人 ―(参考)織田線 (廃止) (廃止) 79人(参考)赤十字病院線 (廃止) (廃止) 53人

計 165,986人 584人 540人

系統名年間

利用者数1日あたり 1便あたり 稼働率

ほやほや号

茱崎ルート 5,035人 15.0人 1.7人 36.4%西田中ルート 1,826人 5.5人 1.5人 24.9%織田ルート 2,511人 7.5人 1.5人 38.3%清水循環ルート 315人 0.9人 2.2人 7.1%

計 9,687人 28.9人 1.6人 30.9%

※実験から1年以上を経過し、沿線住民の間にも相当程度定着(ただし、潜在的ニーズの掘り起しはまだ不十分)

• 殿下かじかポッポーを除き、NW計画に定める数値目標は未達成。• しかしながら、多くの地域が前年度実績を上回り、公共交通空白地域の住民等に徐々に浸透・定着している様子が覗える。

• 利用者アンケートから、路線バスとの乗継利用の実態も確認できるなど、フィーダー系統としても一定程度機能している様子が覗える。また、地域住民同士のコミュニティの醸成など、数値から判断できない効果や成果も認められる。

※他、乗合バス型フィーダー:清水西田中線2,949人/年、清水織田線2,994人/年

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④自己評価から得られた課題とその対応(Action)

⑤アピールポイント(特に工夫した点)

地域コミュニティバスがフィーダー系統としてどの程度機能しているかを確認するため、利用者アンケートを実施

■輸送実態に応じて事業計画を最適化するための仕組みづくり

■公共交通幹線軸と地域内フィーダー系統との連携強化

・・・乗継の円滑化を図ることで、中心市街地等への移動利便性を高めることが必要

・・・サービスレベルの最適化を図ることで事業の持続可能性を高めることが必要であり、そのためのシステムを確立することが必要 福井市地域コミュニティバス運行支援事業の見直し(平成25年4月1日施行)

【主な内容】 より地域の特性にふさわしい交通サービスを提供してくため、デマンド型運行の基準を新設 車両のバリアフリー化と環境性能の向上を図るため、本格運行地域に対する新車導入時の特例措置を新設 PDCAサイクルの具体化

時刻表に接続先幹線のダイヤを記載(酒生いきいきバス、殿下かじかポッポーで実施済) 地域の運行協議会において、路線バスとの連携・相互補完の具体策について協議、地域住民に周知広報(同上) 清明循環線、麻生津循環線と福井鉄道福武線の往復乗継割引切符の周知広報の強化が必要

地域コミュニティバスについて、路線バス路線との乗継の利便性向上を図るため、回数券や高齢者向け定期券の共通化を検討することが必要

「清水プラント3を拠点とするバス路線再編社会実験」で得られた知見等を、地域コミュニティバス運行支援事業の改正に反映(デマンド型運行の基準新設)

設定目標を大きく下回る地域コミュニティバスについては、地域コミュニティバス運行支援事業の改正(デマンド運行の基準新設とPDCAサイクルの具体化)により、デマンド運行に移行することで交通弱者の最低限の移動手段を効率的に維持していく方向に修正

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地域コミュニティバス 利用者アンケートの実施概要

実施期間:平成24年8月1日から8月31日の1ヶ月間

調 査 票:別紙のとおり

対 象 者:各地域コミュニティバスの利用者

実施方法:バス車内で配布・回収(一部持ち帰って後日持参)

※回答状況

酒生 鶉山 鷹巣・棗 殿下N=42 N=32 N=23 N=13

10代 2 2 0 020代 3 0 0 030代 1 2 0 040代 0 0 0 050代 4 0 1 260代 9 8 2 470代 17 10 11 480歳以上 6 13 9 5

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地域コミュニティバスの利用頻度について

酒生 鶉山 鷹巣・棗 殿下N=41 N=36 N=20 N=14

7 1 0 110 9 7 47 6 4 1

13 16 7 51 3 1 13 1 1 2

週に1回程度月に1,2回数ヶ月に1回程度その他

ほぼ毎日週に2,3回

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地域コミュニティバスの利用目的について

酒生 鶉山 鷹巣・棗 殿下N=42 N=32 N=20 N=15

通勤 4 1 0 0通学 1 1 0 0買物 10 7 4 6通院 8 12 9 3その他 19 11 7 6

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

酒生

鶉山

鷹巣・棗

殿下

通勤

通学

買物

通院

その他

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地域コミュニティバスと路線バスの乗り継ぎ利用について

酒生 鶉山 鷹巣・棗 殿下N=40 N=34 N=19 N=14

14 3 3 215 9 5 84 8 3 37 14 8 1

ほとんど乗り継いで利用しない乗り継いで利用したことはない

いつも乗り継いで利用する時々乗り継ぐことがある

0% 20% 40% 60% 80% 100%

酒生

鶉山

鷹巣・棗

殿下

いつも乗り継いで利用する

時々乗り継ぐことがある

ほとんど乗り継いで利用しない

乗り継いで利用したことはない

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路線バスの利用回数の変化について

酒生 鶉山 鷹巣・棗 殿下N=39 N=32 N=19 N=13

11 3 0 29 5 8 0

15 17 9 54 7 2 6少なくなった

大いに増えたやや増えた変わらない

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

酒生

鶉山

鷹巣・棗

殿下

大いに増えた

やや増えた

変わらない

少なくなった

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地域コミュニティバスの満足度について

0.00

0.50

1.00

1.50

2.00

2.50

3.00

3.50

4.00

4.50

5.00

1日の運行本数

始発時刻

終発時刻

運行時刻(ダイヤ)

運賃

運行経路(ルート)

目的地までの所要時間

バス停の設置間隔や位置

路線バスや鉄道への乗り継ぎ

バス停や待合所の環境

バスの車両

バス運転手の接客・応対・サービ

安心・安全な運行

バス全体の評価・満足度

平均

酒生 鶉山 鷹巣・棗 殿下 平均

Page 35: 本日の議題 - Fukui...平成24年度第5回 福井市地域生活交通活性化会議 平成25年3月5日(火)10:00~ 福井市役所第8会議室B 本日の議題 地域コミュニティバス運行支援事業の改正につ

地域コミュニティバスが運行されることによる地域や生活への影響

酒生 鶉山 鷹巣・棗 殿下10 8 3 330 16 13 76 11 6 30 1 0 03 4 1 04 1 1 0

地域外からの来訪者が増加した特に変わらないその他

外出する機会が多くなった買い物や病院等への移動が便利になった送迎等の負担が軽減された

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

酒生

鶉山

鷹巣・棗

殿下

外出する機会が多くなった 買い物や病院等への移動が便利になった

送迎等の負担が軽減された 地域外からの来訪者が増加した

特に変わらない その他

Page 36: 本日の議題 - Fukui...平成24年度第5回 福井市地域生活交通活性化会議 平成25年3月5日(火)10:00~ 福井市役所第8会議室B 本日の議題 地域コミュニティバス運行支援事業の改正につ

地域コミュニティバスの運行と地域の活性化について

酒生 鶉山 鷹巣・棗 殿下N=42 N=29 N=19 N=8

16 8 6 714 13 6 010 5 7 12 3 0 0活性化につながっていない

大いに活性化につながっているやや活性化につながっている分からない

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

酒生

鶉山

鷹巣・棗

殿下

大いに活性化につながっている やや活性化につながっている 分からない 活性化につながっていない